第10回としみつギター講座 ページ4
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虫「時間があるので、としみつさんによるギター講座開講です」
と「第10回か、もう」
虫「7回あたりでさやりんが参入してガチりだしてから、もう止めれんくなってる」
『はい、先生』
と「なんですか、浅谷さん」
『ハウルの曲をアルペジオで弾きたいです』
と「めっちゃ途中過程ぶっ飛ばすね？？(笑) 俺まだストローク奏法しか教えてないよ？」
『出来る。予感がする。相棒がそう言ってる』
と「俺の相棒ね？(笑) 」
『ずっと借りてるから(笑) 』
と「もう弦交換3回してるもんね」
虫「え、そんなに？！」
と「しかもさぁ、めちゃくちゃ器用なのに、弦の交換だけは何回やってもミスんの」
『ホントあれ、何なんだろうね。何本やらかしたか』
と「りょうの家、切れた弦まみれになったんだよ？ありえなくない？」
虫「可愛い」
て「絶対今の、返事として間違ってんじゃん(笑) 」
と「で？ハウル？ホントにするの？」
『やる』
虫「でもさやりんなら出来そうだよね」
『そう？』
と「音楽の素養あるもんね。俺、ビックリしたもん。アイドルってそこまでやるんだって」
虫「それがさやりんの凄いとこなんですよ！！」
『うちの事務所が特殊なだけじゃない？』
と「俺、イキスギコードって言われて、一瞬なんのことか分かんなかったもん」
『編曲者の方とかよく挨拶してたからねぇ』
虫「あー、そっか。さやりんソロだから」
と「どゆこと？」
虫「ソロの子はね、基本レコーディングは楽器レコ段階から見学させられるんよね」
『そう。協調性を学ぶために』
と「え？浅谷さんがいた事務所、軍隊なの？」
虫「まあ似たようなもんだね」
と「否定しないんだ(笑) 」
『1枚CD出すとなると、レコーディング見学で2、3日スタジオこもりっきりとか』
虫「あったねぇ。山篭りみたいなもんでしょ」
と「そんな音楽の近くに居たのに、楽器やりたいってならなかったんだ」
『いや、ずっとなってたよ。ただ、誰に教えてもらおうかなって思うと外でレッスン通うしかないし、それは厳しいかなって』
虫「レコーディング来てくれる人に頼めば良かったじゃん」
『いや、プロだよ？そんなん言えんて。めちゃくちゃ大金用意してお願い出来る訳でも無いし』
虫「そこで現れたのがとしみつ……と」
『ありがとうございまァす！』
と「げんじ居たよね？今(笑) 」
虫「さやりんの声帯をげんじが駆けてった」
『ｳｪｲﾖｳｪｲﾖｰ』
と「ちょっと上手いな(笑) 」
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作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月30日 21時
