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り「てつやはさ?曲がりなりにも小学校は一緒だった訳じゃん」
て「まあ」
り「モテてた?A」
て「………うーん、それなり?」
と「いやそんな訳無くない?浅谷さんだよ?」
て「いや、あからさまにめちゃくちゃモテてたエピソードは別に無いんだよね」
ゆ「俺はね、分かるよ。Aちゃんはモテるだろうけど、顔で損してる。もう男からしたら、告白する勇気削がれちゃうもん」
と「それはあるかもしれん」
て「いや、そこかなぁ……」
し「なに?てつやは別の説あんの?」
て「なんかこの人さぁ、アイドル的なあざとさはあるけど、女の子特有のあざとさは無くない?」
虫「あ、それは僕も分かります」
し「あんまり男の前だからとか気にしないもんね」
『この環境ならそりゃそうじゃない?』
て「いや、それがねぇ。絶妙にそそられない」
り「そそられるってなに?(笑) 」
て「いやほら、「この子、俺の事好きかもな〜」みたいなあざとい匂わせあるやん。急に顔近づけてきたりとか、足当ててきたりとか」
り「それはAにもあるくない?」
て「でもそれ、この人は好きだからやってる訳じゃないでしょ?」
虫「そうだね。さやりんって、顔が近づくのも足が当たるのも全部偶然だもんね」
し「だってもう目が常に死んでるもん」
『人聞き悪いこと言わんでくれます?』
て「俺は分かるよ。もうね、マジでただのホモサピエンスを見てる目なの。誰を見ても」
り「それはさぁ、俺らじゃ友達すぎるから役不足なだけなんじゃない?他の男だらけのコミュニティとか言ったら変わるかもよ」
ゆ「いや、変わんない変わんない。どの飲み屋でも目死んでるよ」
『ちょっと』
て「今までAに会ったYouTuberが、誰一人Aのこと好きになってないのがその証拠だって」
虫「さやりんって語弊を恐れずに言うと、「イケそう感」がまるで無いんだよね」
し「ああ、ガード鬼固?」
虫「鬼固。だってりょうとこんなに同棲してて、りょうが全く手出してないんだよ?」
て「まあだからAはモテんのよ」
『アイドルとして致命的すぎるねそれ』
虫「いや、アイドルとしてはモテると思うよ?アイドルで重要なのってキラキラ感じゃん。さやりんはそれを誰より持ち合わせてるから」
し「じゃあ足りないのはあざとさ?」
ゆ「いや、目だね。目、くり抜こ」
『刃牙ネタのために人の体無碍にせんで?』
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作者名:蚕虫 | 作成日時:2023年10月23日 10時