Idol 3

りょうから突然送られてきた素材ですお納めください ページ12

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り「Aさーん」

『わ、なに。ビックリした。なんでいるの？』

り「仕事終わったんでしょ？小関さんから連絡来たよ」

『代わりに来てくれたの？あの人、何か別件？』

り「ううん。Aが仕事納めの日、連絡くださいって言ってたから」

『えー、なに。怖いんだけど』

り「なんで？何もしないって(笑) 」

『りょうくんのそれ、信用ならんの』

り「ホントに何もしないよ？俺ら、最近岡崎ですら2人でご飯とか無かったじゃん？」

『小倉とか成田とか居たもんね』

り「だから久々にご飯行きたいなって」

『ホントにそれだけ？』

り「そうだよ？」

『…………信じていいのかな』

り「いいでしょ。ってか、服それ？」

『なに』

り「予想しっかり外したわ。今日CM撮影でしょ？さすがにマトモめの服だと思ってたのに」

『マネージャーの服借りて出勤して、さっきトイレで着替えて返した。一刻も早くTシャツ短パンになりたくて』

り「なるほどね。そんな好きなんだ、そのTシャツ(笑) 」

『てっちゃんファンの人が優しいから、私の分も〜ってくれたんだよ？そりゃ着るよ』

り「こんな派手オレンジかぁ……なるほどね」

『でも顔はめちゃくちゃちゃんとメイクのままだよ』

り「だよね、思った。可愛い」

『落とす時間勿体無いから』

り「なら服も着替えなくて良かったのに(笑) 」

『えー、ダメなの？そんなちゃんとしたとこ予約してくれたの？』

り「そうだよ。だからちょっと買い物行こうよ」

『えぇ、いいの？顔指すよ？』

り「仕方ないじゃん。Tシャツ短パンの子を高層ラウンジに連れてく勇気無いもん」

『えっ、なんでそんな高級料理？』

り「え？だって仕事頑張ったんでしょ？」

『うん』

り「頑張った人にはご褒美あげないとダメじゃない？」

『ねぇ、私のこと犬かなにかと思ってる？』

り「バレた？」

『ひっどいなぁ、もう。服もそこのGUとかじゃダメ？ワンピースとかならワンチャンブランド物に見えるよ？』

り「ダメ。どうせなら良いの買うよ。ただでさえ服持ってないんだから」

『着ないもん、普段』

り「じゃあほら、俺とご飯行く時に着る用の服にしよ？」

『わー……かった。しゃーなしね？』

り「普段からちゃんとした格好してくれてれば、こんな手間かからないんだけどなあ」

『それだけは無理。そんな事するくらいならゴキブリ食べるもん』

り「アイドルのセリフじゃないって(笑) 」

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