【続】虫眼鏡が困惑している with としみつ ページ36
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と「えー……たった今、浅谷さんが出るひなフェス…の観覧が終了しました。そして、」
虫「僕の喉も終了しました」
と「ホントに横並びの中で一番声大きかったよ？」
虫「関係者席なのでね、芸能関係の人多い中で……ホントに僕だけがオタクだった」
と「感想……とかどうする？」
虫「もう浅谷A最高！でしかないね」
と「しかもね、どういう因果か楽屋にまで呼んでもらえてましてね」
虫「いや普通有り得ないよ？アイドルの楽屋に僕達みたいなYouTuberが近づくなんて」
と「今回、現役アイドルの人達の楽屋と浅谷さんの楽屋が離れてるんでしょ？」
虫「そう。だからこそっていうのはあるけど」
と「でも緊張するわ、なんか」
『………あ！としみつくん！ざわくん！』
虫「う、わ……」
『ありがとね〜。どうだった？』
虫「あっ……の、ね。めちゃくちゃ良かったよ。ホントに、可愛かった」
『歌とダンス褒めてよ(笑) せっかくレッスン頑張ったんだから』
虫「いや、そこは勿論……やっぱりプロアイドルだったよ」
『言わせたみたいになってるじゃん。としみつくんは？どうだった？』
と「あっ……いや、カメラはいいよ。俺が持つ。浅谷さんが主役だし」
虫「あ、僕が持つよ」
『ありがと』
と「うん……そのめちゃくちゃ歌が響いた。ホントに、浅谷さんってこんな心にくる歌声なんだって感動した」
『としみつくんに言って貰えるの嬉しいな』
と「特にあの……後輩？の人と2人でやってた曲がめちゃくちゃ良かった」
虫「Thanks!でしょ。もう二度と聞けないと思ってたのに」
『でしょ？してやったりだよね。歓声聞いた瞬間』
虫「あとホントに……衣装が可愛い」
『だよね？思った。私が現役の時、こんなの着たことないよ』
虫「いつもノースリーブショートパンツだったもんね」
『そう。てっちゃんと髪の毛整えに行った甲斐があった』
虫「ホントに可愛い」
『良かったら写真撮らない？3人で』
虫「いいの？！」
『いいよ(笑) なんで？』
と「あっ、じゃあ……オネガイシマス」
『ポーズ、東海のでいい？』
虫「うわ……やばい」
『来てくれてありがと。私この後も先輩方との打ち上げがあって、見送りとかは出来ないんだけど……』
「あの……！浅谷さん！一緒にお写真いいですか？」
『あ、うん勿論。……ってことでごめんね！来てくれてありがと』
虫「こちらこそ本当に生きててくれてありがとう」
『怖いって(笑) 』
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作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月6日 3時
