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と「…………」
虫「黙秘ですか？殴られる覚悟が決まったということですね？」
り「やばいやばい」
と「わかった！言う！言うから」
て「まだ何か隠してんの？」
と「…………俺、浅谷さんにクリスマスプレゼント渡したんだけど」
ゆ「待ってガチじゃん(笑) 」
て「本気で狙ってる？」
と「違う。ホントちょっとしたやつだって。クリスマスイブに会うのに何も渡さんのもなと思って、前好きだって言ってた…お香のセット。買ってったの」
り「あー……なるほどね？(笑) 」
と「で、酔って寝ようとしてるとこで、」
り「としみつくんがくれたお香、焚いてほしいって言われたんでしょ」
と「そう」
し「ん？それが何の関わりあんの？」
ゆ「あー、そっか。Aちゃん、お香でキマッてるとき、人が一緒に居るの嫌いだから」
し「なーるほどね」
と「しかも俺とか多分、一番気張るでしょ。だから……一応飲み物とか袋とか渡して、ピザ全部食って帰った」
り「待って？もしかしてとしみつ、可哀想な人？」
と「見方によってはね？」
て「Aに追い出された人だ」
虫「…………皆さやりんに振り回されて生きてくんだよ。それが幸せなんだから」
り「あ、虫が拳しまった」
て「ウチの幼馴染がどうもすみません」
り「でも、としみつがAにプレゼントあげたって事実は分かったね」
虫「皆渡した？」
ゆ「俺はね、普段から介抱してもらってるし、一応」
虫「へぇ。何あげたの？」
ゆ「ちっちゃいお菓子だね。ほんと、1000円もしないような」
虫「あ、僕も。ケーキ屋さんのクッキー詰めみたいなの渡しました」
し「おーれはあげてない」
て「俺も……あ、いや。朝に2人で買い物行って、そのお釣りあげたわ」
ゆ「生々しいな」
虫「今んとこ、としみつが一番ガチだよ？」
し「でもどうせ、」
り「俺？俺は普通に、前から欲しがってたって聞いたポーチ」
て「こりゃダメだ」
と「………これには勝てんて」
ゆ「Aちゃんならどっちも喜ぶと思うよ？」
し「前からポーチ欲しがってたこと知ってる関係性なに？付き合ってないのに？」
り「それはまあ、普通に」
虫「さすがだわ」
て「お願いだから、三角関係とかキツいことやめてよ？」
ゆ「いや、ありそうなんだよなぁ」
虫「まあ、それだけ魅力的な女性ですからね」
し「で？今の話の張本人は何してんの？」
て「しっかり寝てる」
ゆ「ブレんなぁ」
り「そこがいいよね」
と「…………やば」
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作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月6日 3時
