・ ページ25
・
り「ちなみにさ？Aをこの家まで送った訳じゃん」
と「うん」
り「その後、Aは何してたの？寝るには早いでしょ」
て「あ、それ俺聞いたかもしれん」
と「…………最悪だ」
て「なんか珍しく酒飲んで、潰れたから何もせんと寝たって」
し「え、もしかして！？」
ゆ「あっ……としみつが潰して、家から出さんようにしたってこと？」
虫「待って。ほんとに？本気で？有り得ないよ。さやりんがお酒ダメなのくらい、ここに居る全員分かりきってるじゃん」
て「そうだそうだ！俺の可愛い可愛い幼馴染に何してくれてんだ！！」
り「棒読みすぎ(笑) 」
と「違う。これはホントに……いや、たしかにお酒飲ましたのは俺だけど」
虫「オーケー。歯を食いしばれ」
と「正確に言うと、浅谷さんが帰り道お腹減ったって言うから、クリスマスらしくピザテイクアウトしてね、ここで食うことになったの！マジでピザだけね？！」
し「としみつってAと2人で飯食えるんだ」
と「食えるわ！！……で、そのピザ頼んで待ってる間に、隣のリカマンで浅谷さんが、クリスマスはシャンパンなんだよね？って」
虫「なんで疑問形？」
て「それ、Aが自分から言ったの？」
と「え？うん」
し「ね。なんでだろね」
て「いや、そーなんだよね」
り「え？なにが？」
てし「「いや、どうぞ続けて」」
ゆ「めっちゃハモるやん(笑) 」
虫「それで？としみつは帰ってくるなり、さやりんにシャンパン押し付けたんだ？」
と「断じて無い！俺は止めたけど、ほんっとに自分から飲んだの！」
て「えー、信じれんなあ」
と「おまえ、浅谷さんの幼馴染だからってテキトーに俺に反抗するなよ！」
虫「なんて言って飲んだの？だって理由あるでしょ。そんな急に」
と「……なんか、クリスマスらしいことしたくてって」
り「で？止めたけど聞かなかったの？」
と「そう。いや俺も飲んでるとこ見たこと無かったからあんな弱いと思ってなくて……ピザ1枚食べて飲んですぐフラフラなったやんね。意識もほぼ無いし、浅谷さんの部屋勝手に入るのもって思って、」
て「ああ！だから俺の部屋で寝とったのか」
虫「分かった。飲酒自体にはさやりんにも過失があったと認めよう。実際、さやりんなら言いそうだし」
ゆ「なにげに行事で浮かれるからね」
虫「だとしても、そうやって寝たさやりんのこと放り出して行ったことが許せませんけど？」
り「ヤバい。虫の拳が上がってる」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月6日 3時
