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と「浅谷さんって兄弟いるの？」
虫「一人っ子だね」
て「いや、お兄ちゃんが居る」
虫「え？！ホントに？！」
て「うん」
虫「へぇー……なんかどっかで聞いた一人っ子情報を信じきっちゃってたわ」
り「でもAが妹なのは納得出来る」
ゆ「勝気な女の子って大体2人目だもんね」
虫「ゆめまる、さやりんのこと勝気な女の子だと思ってたの？(笑) 」
ゆ「だって前、2人で飲み行った時もさ」
り「2人で飲み行ったの？！」
て「そこが意外だわ。いつ？」
ゆ「一昨日……？いや、3日前」
て「あー(笑) 」
し「アレじゃん。てつやがデリヘル呼ぶからって、A追い出した日」
て「追い出しては無い」
り「追い出したでしょ」
し「俺とA、出てけって言われて。しょうがなくラーメン食って……でも俺、帰んなきゃだったし。飲み屋で別れたんよね」
ゆ「俺はそこに召喚された」
と「ゆめまると浅谷さん、意外と仲良いよね」
ゆ「普通にね。誘われたら行くよ。お互い」
て「ゆめまるがAのこと誘うことあんの？」
ゆ「あるある。それこそ、俺も飲み足りない時とか」
り「へぇ……なんかそういうエピソード聞いてると、ゆめまるも甘えん坊だね」
し「むしろAが一番でしょ。今これで3日前それなんだから」
り「たしかに(笑) 」
て「寂しがりだからね。基本」
虫「パーソナルスペース狭いよね」
と「それはめっちゃ思う。なんか普通に2人がけのソファでも座る距離近くない？」
て「出来ることなら常に誰かと喋ってたいタイプだから」
し「てかそれよりコレはなんなの？俺の肩で寝る理由は何？」
て「甘えてんだって」
し「どこが？？？めちゃくちゃ普通に枕にされてるだけやん」
ゆ「甘えてるねぇ」
し「分かった分かった！虫さん、代わるわ！頼んだ！」
虫「僕の肩じゃ、さやりんに怪我させるかもしれんし」
し「ねーぇ、うざいって(笑) 」
り「いいじゃん。今日は泊まって行きなよ」
し「……まあ正直、Aがここで寝た時から覚悟はしてた」
て「お、言質取れたけど。どうする？」
『深夜ラーメン行きますか！』
し「は！？起きてたの？！」
虫「全然気付かんかった。いつから？」
て「ゆめまるとAの飲みエピソードくらいからでしょ」
『そう。しばゆーとラーメンに行くために耐えてた』
し「3日前も行ったじゃん！」
『今日も行くよ！レッツパーリー』
し「あーもうありえん。二度と肩貸さん」
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作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月5日 19時
