寝顔に水１３（in はじめしゃちょー邸） ページ19
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虫「とにかくはじめしゃちょーは寝起き敏感だから気を付けて！」
『分かった。じゃ、行くね』
虫「僕もドッキリ成功したら行くから」
『はーい』
虫「頑張って」
『……………』
は「……………ワプ！！！溺れ、？え！！？？！」
『おはようございまーす(小声)』
は「お、は？え？！」
『おはようございます』
は「おっ、はよう、ご、ざいま、す」
『声ガサガサ(笑) 』
は「さっ、さやりん」
『はい。浅谷Aです』
は「うわ、！え！？あの、！僕ずっとファンでした」
『ありがとうございます』
は「待って。俺、今寝起きだ。めっちゃブサイクですよね」
『気にするとこ、そこなの？(笑) 』
は「なっ、なん。え？なんでここ、」
『ホントはてっちゃん達と来る予定だったんですけど、ちょっと予定あって。なので後ほど合流させてもらいました。勝手に入ってごめんなさい』
は「あっ、なるほど……全然入ってもらうのは大丈夫なんですけど……あの……」
『はい』
は「握手、いいですか」
『(笑)』
虫「ダメでーす」
は「わっ、え？なに？なんで？」
虫「手洗って来てからにしてください」
は「あ、そりゃそうだ」
虫「どう？ドッキリ出来た？」
『出来たと思う。出来てましたよね？』
は「いや、マジで、心臓バクバクしてるよ今。ホントだったんだ……てつやの幼馴染って」
『信じてもらえてなかったの？(笑) 』
は「だって俺らは声だけしか聞いてないから……」
虫「気持ちは分かるんだよね。僕も未だに夢じゃないかって思いますもん」
は「いや、マジかぁ……もっとちゃんとした服着とけばよかった」
『寝起きに服も何もないでしょ』
は「あー……マジでさやりんだ」
虫「で、今からなんですけど」
は「まだあるの？」
虫「としみつ……は、起きてるよね？」
と「ん」
虫「なので、とりあえず寝坊助てつやに水かけようかなって」
『その役目をはじめさんにお願いしたいなって、ね。ざわくんと言っとったんよね』
は「あ、なるほどね？」
『てっちゃん、どこで寝てます？』
は「そこのクマのぬいぐるみで……」
『相変わらず器用に寝るなぁ』
虫「じゃ、お願いします」
は「え、遠慮なく行っていいの？」
『はい。てっちゃんなんで』
は「うわ、ホントに仲良いんだ……」
虫「なんでショック受けてんの(笑) 」
は「いや、ほら。さやりんって雲の上感あるから……」
虫「イケメンなのにしっかりオタクだな、この人」
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作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月5日 19時
