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何も考えずに走ってきたから
行く場所なんてない。
トボトボ歩き
第2グラウンドの端っこまでやってきて
座れそうなスペースを見つけて腰をおろした。
せっかく早起きしてお弁当作ってきたのに。
樹は今頃あの子と学食でランチしてるのかな・・・
体育座りをしてる膝に顔を埋めて
必死に涙を堪える。
『Aちゃん！また1人？』
人の気配なんてなかったのに
急に肩を叩かれ、ビックリして顔をあげると
「優吾先輩・・・」
『・・・え？泣いてるの？
どうかした？・・・また樹？』
「あ・・・ごめんなさい！
こんなとこ見せちゃって・・・
何もないので大丈夫です！」
無理やり笑顔を作ってそう言うと
頭に優吾先輩の手が置かれた。
私の頭を優しく撫でながら
『俺の前では無理して笑わなくてもいいよ。
話したくないなら話さなくてもいいけど・・・
いつでも相談のるよ？
Aちゃんの辛そうな笑顔見ると
なんか 俺が悲しくなっちゃうよ。』
こう言ってくれたんだ。
優吾先輩の優しさに
心のダムが決壊して
ボロボロ泣いてしまった。
迷惑だってわかってるのに樹のことも相談しちゃった。
「優吾先輩、良かったら・・・
このお弁当食べてくれません？
味は保証できないですけど。」
『え、いいの？
喜んでいただきます！
ここで一緒に食べていい？』
優吾先輩ってほんとに優しい。
私が1人にならないように
さりげなく気遣ってくれて・・・。
彼女がいないのが不思議なくらい素敵な人だ。
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nico(プロフ) - miumusicさん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません！コメントありがとうございます(^ ^)新しい作品が出た際は、ぜひ読みにきてくださいね(^-^) (2019年11月23日 12時) (
レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
miumusic(プロフ) - 泣けました！何回も投票できるならしたいです！頑張ってください！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: 25a2f480ab (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます！そんな風に言ってもらえてすごく嬉しいです(^^)リクエストなどありましたらぜひ教えてください！これからもいろんな作品を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 (2019年8月18日 20時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - nicoさんの作品どれも大好きなのですが、この作品が1番好きです！これからもnicoさんの作品楽しみにしてます(o^^o) (2019年8月17日 4時) (レス) id: 47c547ed9a (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ヒヨリさん» コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ありません(>_<)そう言ってもらえて私も感動ですヽ(；▽；)ノ嬉しいです！今後もいろんな作品を書いていきたいと思っているので、ぜひ読んでくださいね。リクエストなども受け付けています(^O^) (2019年6月29日 15時) (レス) id: 574a4ea1f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2019年4月2日 15時
