【d!】ヘビースモーカーと嫌煙家【z/m】

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ゾムくんが移動してきて数週間が経った。
仕事内容は総務課�　↓△琶僂錣蕕覆い砲靴躙機校纏�ができたんだろう。彼はすぐに順応してソツなく仕事をこなしていた。


そして今日は延期になっていた上半期お疲れ会が大部屋３つ貸し切り開かれる。それだけあってもほぼ全社員が集まれば一部屋もキツキツだ。
お酒を上司や先輩に注ぎに行こうとする人がぶつかるのなんて当たり前。だからそんなの御構いなしに社内で仲のいい友達と飲みながら世間話をしていると隣に誰かが腰を下ろす気配なしてそちらを向いた。


「ああ、ゾムくん」

「ちっす」

「仕事は慣れた？」

「先輩しょっちゅうそれ聞くやん」

「そうかなぁ？」


丁度ゾムくんの来たタイミングで一緒に喋ってた友達が席を立った。


「よかったん？喋ってたんやない？」

「いいのいいの、どうせまた別で飲み行くし。気になる人が一人になったぽいから」

「なるほどな」


ここ数週間、ゾムくんと接してきてわかったことは彼はなかなかフランクだ。
最初は緊張してたのか敬語だったり口数が少なかったけど日数が経つうちに、話していくうちにだんだんと敬語も抜けてきた。


まあそこで敬語を使おうなんてわざわざ言うほど気にもならないのでそのままだけど。


「はい、ウーロン茶とウーロンハイとビールとクーニャンねー」


しばらくゾムくんと話していると端の席からジョッキが6個流されてきた。
私はそろそろソフトドリンクにしないと潰れそうだなと思いウーロン茶を頼んだのだけど、ウーロン茶とウーロンハイが並んで来てしまったら飲んでみないと見分けが付かない。でも飲んで確かめるわけにもいかない。


そんなこんなで悩んでるうちにウーロンハイを頼んだであろう男性社員が片方を取ってそのまま喉に流し込んだ。
あー、飲んじゃったよ。薄いなーとか言ってるから絶対こっちがウーロンハイだよ。
私の前に残るウーロンハイと思わしき物を軽く睨んだ。

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