みやだてさんち の ふたごちゃん ２

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クリスマス当日の朝




岩本さんちの場合




黄「蓮、れーん。起きる時間だよ」




蓮を起こすと、




むにゃむにゃした後にハッとした表情に。




黒「さたんさんっ！」




黄「いや、サンタさんね？

　悪魔になっちゃってるよ。笑」




黒「んぇ？」




黄「伝わんないよな、うん。

　サンタさん、来てくれたかな？」




我が家のクリスマスツリーは、




玄関にひっそり置いてある。




裸足でペタペタ走る蓮を追いかけると、




リボンのかかった箱を持って




キラキラした目で俺を見上げた。




黒「パパっ！」




黄「来てくれたね。

　いい子にしてたもんな！」




黒「うん！やったぁ〜！」




--




深澤さんちの場合




橙「パパ、パパっ！！」




紫「おー、おはよ、康二。

　起きられたんだ、えらいじゃん」




朝ごはんを作ってると、




興奮した様子でキッチンに来た康二。




橙「あった！あったよぉ！」




紫「ちょっと落ち着きな。笑」




橙「すぅー…はぁー…おちついた！

　とってくる！！」




ウォールステッカーのクリスマスツリーの近くに




置いておいたプレゼントを見つけたみたい。




そろそろ真都も起こそうかなぁ




と、思ったら。




白「ふぇ〜んっ！」




タイミングよく起きたみたい。




紫「はいはーい、おはよぉ」




寝室で泣く真都をだっこしてリビングに向かう。




橙「パパっ、あけていい！？」




紫「うん、いいよ。

　はい、まいはこれね」




寝起きの真都はぽかんと口を開けてる。笑




クリスマスを理解できるようになるのは、




もうちょっと先だね。

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