Story70 ページ27
You side
ーープルルル
そうやって私が脱力しきっていると、机に置いておいたスマホが振動した。
『誰だよ、こんな時間に…』
そう呟きながらノロノロと手を動かす。
ちなみに、現在の時刻は午前11時。起きたのは8時である(健康)
そして、そのスマホに大きく表示された人名に、本日二度目となるコーラ吹きをする事になる。
『ぶっっ!?ふふふ、降谷さん!??!?』
コーラ吹きの恒例行事化って誰得なんだろうね、ハハッ。ハロちゃんにコーラがかかっていないのが幸いである(白目)
できればこのまま茶番劇で乗り過ごしたい所だが、それは流石に無理なため、
死を覚悟してネックレス式変声機を起動させてから、通話ボタンを押す。
『…もしもし、降谷さん?』
〈ああ、僕だ。突然だが、今から僕の指定する場所へ来れないか。〉
『ンッッ、(小声)はい、大丈夫ですよ?』
鼓膜ちゃんに直接響く推しの声に一瞬気絶しそうになったが、なんとか根性で耐え抜いた。
根性論は正義だってはっきりわかんだね!((
と、通常運転で100キロを余裕で出してそうな勢いの私だが。(盛り過ぎ)
流石に降谷さんの遺伝子のお陰でこの電話の目的を察せないほど馬鹿じゃない。
降谷さんの遺伝子のお陰で。(二回目)
〈そうか、助かる。〉
『いえいえ、どうせ東都サミット会場爆破の件についてという事は分かってるんで。
場所はポアロでいいですか?』
〈…フッ、流石だな。時間はいつでもいい。都合が良い時に来てくれ〉
『うへへへそれ程でもありますね。はい、了解しました!それでは!』
そこまで話した所で、ポチッと終了ボタンを押した。
そこで一つ問題が発生。
本来なら"夕方頃"にポアロの"裏口"から入らなければならない所だが。
降谷さんに褒められたあああ!!うええええい!!!
と内心浮かれていた私は、この二つのワードを完全に無視してポアロへと向かってしまう。
そしてこの事がきっかけで、疑いが晴れかかっていたコナンくんにポアロ内であむーん()と話す所を目撃されてしまい、
再び疑われてしまうのは、また別のお話である。
……へっ、勘のいいガキは嫌いだよ!!(絶望)
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夜雨ナナト - 無理だったとかなら全然書かなくていいです。ログインできない私はお気に入り登録することができませんが応援しています! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - リクですね!降谷さんの息子として外を歩いてるところを逆ナンされてしまい せらますみちゃん に助けてもらい、けれどあまりにも降谷さんに顔が似すぎていたのでうたがわれてしまう っていうのできませんか?私の低脳すぎる脳ではこれが限界だったぁぁぁぁぁ! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - めっちゃ面白いです!前作から読みました。めっちゃ面白いです!←この作品が神すぎてこれしか出てきません。すみません。 (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 57d631d047 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - ほんっとに作者様の作品大好きです……更新頑張ってください! (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時:2019年8月14日 16時