キミと恋したい

ライバル？ ページ18

何があったの？とは聞かなかった

照くんは自分の弱いところをあんまり見せない人だって

ふっかから聞いてたから

たぶん今も

私の手を握りながら、必死に自分の感情を抑えようとしてる





あぁ




もっと触りたいな





もっと…












目「Aさん、そろそろ仕事戻…

　 あ… すみません、お取り込み中、でした？」







そっか

私、目黒くんと休憩してたんだっけ

忘れてた




『ううん！照くんとちょっとお話してただけ。』

『てか、照くんにまだ紹介できてなかったよね！』


照くんの顔を覗くと、もう大丈夫って顔をされた


『事業拡大で新しく来た子、目黒くん。』

『今はバディ…みたいな？そんな感じで一緒に仕事してるの。』


岩「はじめまして。営業I課の岩本です。最近は外出とか出張で
なかなか本社いなかったけど、一息ついたとこだから、これからは、よく合うかもね。宜しく。」


目「はじめまして、目黒です。噂には聞いてたんですが、めちゃくちゃかっこいいですね。うちの部署の先輩達とも仲良いみたいですし、よろしくお願いします。」




『私達もう少し仕事残ってるから、いくね。』



離れがたかったけど

仕事しなきゃ








岩「ねぇ…



　 まだ仕事かかりそう？」








肩にそっと、手を置かれる




照くんの目がもう少し一緒にいたいって言ってる気がして

目が離せなかった








目「明日の9時からある会議のレジュメなんで、もう少しやっとかないと、辛いですよね、Aさん。」




『え、あ、うん… そーだね。もう少しやらないと。』





岩「そっか…。 今日、車だったから、もし帰るなら送ってこうかなっておもったんだけど、もう少しかかるんじゃ帰ろうかな。」


目「俺、車なんで、Aさん送ってきますよ。安心してください。」


岩「わかった。じゃあ目黒くん頼んだよ。」

「目黒くんが一緒なら安心だね。」




またねって言って、私はデスクに戻る




彼女さんに悪いから

極力連絡は取らないようにしてたけど

デスクついたら連絡いれよう

なんて送くろうかな











目「目黒くんがいたら安心か…。」



　「俺、信用されてます？」






岩「え？」






「それとも…

　 Aさんは自分にしか靡かない

　 とでも思ってるんですか？










　 渡しませんよ Aさんの事。」
















照くんにLINEしたけど、その日のうちに返事は来なかった

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