49:ずっといるから、-KS- ページ5
KSside
KS「Aっ、」
廊下の隅でうずくまってるAを見つけて、
KS「震えてる…、ごめんね、」
少しぎこちなく抱き寄せたら、びくっとして謝ってきた
でも…こんなになるなんて、何かあったのかな
KS「ナヨンさんの言ったことなら気にしなくても「違うんです…っ…ナヨンさんのおっしゃったことが…全部図星で…っ」
図星なわけあるか、
KS「…僕にはそう思えないけど」
腕の中ですっかり縮こまってしまってるのが分かる。
…きっとストレス感じやすい子なんだな、
「私は…っ苦手から逃げてるだけで、っ」
KS「したくてそうなってるわけじゃない、」
「でも…っお客さんからすればそんなの「あんまり一人で抱え込むな、」
さっきよりぎゅっと腕をしめつけて
KS「僕には…弱音吐いたっていいじゃん、」
「…っ」
KS「"僕が"Aを守りたい…楽しい気分にしてあげたい…Aと付き合う時にそう思ったから、」
驚いた表情で顔を上げたAの頬を両手で包んで
KS「…あのさ、」
「はい、っ」
KS「…敬語もっと軽くしていいんだよ?ずっとオッパって呼んでていいんだよ?甘えて頼っていいんだよ?…僕が普段そう言ってないのは、」
KS「Aが無理するんじゃないかって思うから。」
「…っ、」
KS「僕は絶対引いたりなんかしないから。Aは…ワガママくらいでちょうどいいよ、そのくらい遠慮しすぎ。」
しばらく沈黙が続いて…とうとうAが口を開いた
「昔…っいじめられてて、…元々地味だったから…だから、っ人と話すことが怖くて…っどうしても、はきはきと話せません…っ」
KS「…そっか、…今まで頑張ってきたんだね」
僕が何をしてあげられるかは分からないけど…誰かに言うことで気持ちは楽になるはずだから
「…前にも、っこんなことがありましたね…」
KS「ん?…あぁ、焼肉の時」
「あの時も…ギョンスオッパは来てくださって、そして今も…」
KS「うん…心配だし」
「…ギョンスオッパがいてくださるなら…私はなんでも大丈夫な気がします」
そう言って…初めてAから抱きついてきた
急なことでびっくりしたけど、嬉しくて
KS「うん…ずっといるから大丈夫、」
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作者名:そるぶりー | 作成日時:2017年9月17日 15時