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「ヌナ、メリークリスマス！」
いつの間にかジェミニが持っていた白い袋を、押し掛けるようにみんなでAに手渡した。
赤いリボンの結ばれたその布袋はいかにもサンタクロースが持っていそうなそれで、受け取ったAは立ったまま、理解が追い付かなさそうに呆然とプレゼントを見つめている。
「Aヌナ、去年言ってたでしょ？サンタさんが来たこと無いって！だから今年はオレ達がサンタクロース！」
ロンジュナが赤いサンタ帽の端を持ち上げ得意気な顔をすると、Aがようやく瞬きをして視線を上げた。
__「……これって、プレゼント？クリスマスの……？」
JM「他に何があるの？」
CR「これで違ったら逆にすごいと思うんだけど」
JN「ヌナ、もしかして困ってない……？」
__「え、あっ、違っ、びっくりして、今そういう話をジェヒョンとしてたから……」
JN「へえ〜ヒョンはヌナに何かあげた？」
JH「ううん、何も」
RJ「……良かった！じゃあオレ達がヌナの一番だ！」
素直に「わーい」と手を上げて喜ぶチョンロやジェノの後ろで、チソンがおろおろとしているのが見えた。
そのチソンも、ロンジュナから「チョンロとチソンばっかりキーリングあげて狡いんだよ！」とやっかみを受けると「やっぱり！そんな事だろうと！」と声を上げる。
一人だけ静かに見守っていたジェミンから「開けないの？」と促されたAが、パチパチと瞬きをしてから赤いリボンにゆっくりと手を触れた。
全部が全部、強がりだったんだろう。
そう思うと、この同い年が存外可愛らしく見えてきてしまった。
今も録画され続けている画面の中のAから目を離し、ただそこにいるAへ視線を戻す。
こくりと喉が動き、ほんの少し頬を赤く染めたAの指先が震えていることに、騒ぎ続けるAのサンタクロース達は気付くことが出来るのだろうか。
まっ、無理だろうなぁ。
...
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
