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プロローグ ページ2

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とある部屋にて


「えっ、えっ!ボス私解雇ですか?そうなんですか?ここまでずっと来たのにいらないんですか私って、もっと頑張れます・・・!がんばれまずがらぁ”!うぇええ”え”」

言葉の最後になるにつれ涙や鼻水で顔がぐちゃぐちゃになっていく少女

「違う、解雇ではないと何度言えばわかるんだ貴様は」
「え?解雇じゃあないんですか?じゃあ何で私ボスのとこから移動なんですかぁ!やっぱり解雇なんだぁあ!」

一度泣き止んだかと思えば再びうぇえんと声を出しながら地面に突っ伏し泣き嘆く
それをみてボスと呼ばれる人物はため息をついた

「はぁ・・・解雇ではない、お前にも新しい仕事を"任せたい"と言っているのだ」

ばっと顔をあげボスなるものを見上げる少女はぐしゃぐしゃの顔のまま瞳をキラキラさせた

「いいか、このチームとこっちの2つのチームにお前は所属することになる、私からの指示は各リーダーより通達され、主な所属は暗殺者チームとなる。期待しているぞ」
「期待されてる!!ボスに!う・・・っでもやっていける気がしないです・・ぐす・・・ボスのとこでお仕事したいです・・・」
「飴とチョコレート、ケーキ、」
「・・・はっ!」
「毎週送らせよう」
「がんばります!いえすぼす!」

彼女の好物である甘い物の数々の名をあげると何度も泣き出しそうになっていた少女は、幼い子のようにえへへと笑いながら敬礼のポーズをした

この子を扱うのにはいつも手が焼けるとボスことディアボロは心の中で深くため息をついた

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作者名:ねんねこ | 作成日時:2023年3月29日 15時

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