よんじゅういちわ ページ42
がし、と裾を掴んでいた手を掴んで引き寄せ頭を撫で、またひきよせる。私たちの距離はとても近くて、鼻先がふれあいそうなくらいだ。
頬から顎に向かってするりと撫でると方目を瞑って気持ちよさそうに体を委ねてくれる。
それを見て目を細める。
｢…こんな可愛い子、手放すわけないじゃないですか｣
なんて言って笑えば、ゾムさんは私の手を弾いて顔を真っ赤にしてフードを引っ張って深く被った。
｢〜〜っ…ぜんぶ、だ、大先生のこと終わったら、俺ゲームいっぱい持ってくから、い、家、行ってもええ…？｣
｢もちろん！ゾムさんなら大歓迎です！｣
ゾムさんが嬉しそうにはにかんだところで、バスが停留所に止まった。私たちは急いでバスに乗りこみ揺られながらゲームをする。
家に帰ればきっとお母さんが呼んだ児童相談所の人たちか、もしくは警察かがいるかもしれないから忙しくなるんだろうな。
これもかも全ては可愛くて格好いい生徒会の
家に着くと予想とは反対に、居たのはお母さんと鬱さんの2人だけだった。
｢ただいま〜！｣
｢おかえりー！｣
｢Aちゃん、えと…おかえり｣
キッチンから出てきて出迎えてくれる母と鬱さん、鬱さんの目が少し赤いのはお母さんがなにか安心する言葉をかけたのかなと検討は着く。
だが鬱さんがエプロンをつけている件については何も分からない。
｢う、鬱さん、なん、なんでエプロンを…？｣
しかもただのエプロンではない、お母さんが酒に酔ってノリと勢いで購入した親子用3色おそろいセットのエプロンだ。なので今現在私の視界に映る2人は色違いのエプロンを着ていることになる。
そしてその2人の隣には尻尾をブンブン振ってるお母さんの秋田犬と心做しか嬉しそうに耳としっぽをピンと立てている。
かわいい！！
｢聞いてA！鬱くんめっちゃ料理上手いの！！お母さん負けた！！｣
｢いやぁ…俺なんかまだまだですよ｣
｢そんな事ないって！あ！鬱くんうちの婿に来てよ〜！Aを嫁にどお？結構いい物件だと思うわよ〜？｣
｢お母さん…ごめんなさい鬱さん、お母さんすぐ調子、のっちゃ…｣
鬱さんの方を見れば、顔を真っ赤にして目を見開いて驚き困惑しており、猫はと言うと体を伏せて両腕で顔を覆っている。
え、何その生娘の用な反応は…
……え？私……なんかしたの…？
震えが止まらない
｢あら〜アンタも罪な女ね〜｣
ニヤニヤしないでお母さん！！！
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まる(プロフ) - パスワード解放されてらっしゃる…！久々に見に来たら続編間近！！！嬉しすぎます！！パス、実はボードを見て以前試しましたが普通に開かず()なのでまた見られて嬉しいです！！更新楽しみにしています！！！ (2023年5月6日 13時) (
レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - あああ好きですううううう……もう何もかもが好きです…更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年5月4日 23時) (レス) @page47 id: c00d592dea (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - 本当にもう好きです！天才かよ。動物も可愛いしd!の皆さんの反応もかわいくて本当にもう…。応援してます。頑張ってください！ (2023年5月4日 11時) (レス) @page45 id: e540fc95b9 (このIDを非表示/違反報告)
春嵐 - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年12月18日 18時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋 - ぎゃあああああああああぎゃんかわああああああああああああ (2022年12月1日 18時) (レス) @page44 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 x他1人 | 作成日時：2021年5月31日 23時
