# カーテンの向こう側 ページ4
.
また雨。
ズキズキ と痛む頭痛が
今日も朝から私を襲ってくる。
『 …ねえ、雪乃。』
雪乃「 ん？…ちょ、大丈夫？」
『 限界… 保健室行ってくる…。』
雪乃「 自分から言うとか相当じゃん…
本当大丈夫？ついて行こうか？」
『 ううん、いい…。』
いつもどちらかと言えば
保健室を勧められても断る私が、
自分から言うもんだから
雪乃にはめちゃくちゃ心配された。
まあ、たしかに
それぐらい頭が痛かったのは本当。
だけどそれ以上に
また、目黒くんに会える気がして…。
.
先生「 手前のベッド空いてるから、
落ち着くまで横になってて。」
『 ありがとうございます。』
もうすっかり偏頭痛の常連と思われたのか
先生はすんなりベッドに寝かせてくれた。
まだ2回目なんだけどな。
指示された手前のベッドに
ゴロンと横になる。
そこはこの前目黒くんが
寝かせてくれたのと同じ場所。
けど、すこしだけ
この前と何かが違う気がした。
…なんだろう。
そう思ってたら
「 また来たの？」って、
左のカーテン越しに聞こえて来た声。
そうだ。
この前はこのカーテンが開いてたんだ。
『 …目黒くん？』
そう聞き返すと、
その間仕切られたカーテンが
シャッと音を立てて勢いよく開く。
その勢いに、
思わず鼻の下まで布団をかぶった。
目黒「 やっぱり。」
『 ちょっと… びっくりさせないでよ…。』
目黒「 なに、君も常連？」
『 違うよ… 頭痛いだけ…。』
そう言った途端、
ズキっと思い出すみたいに痛むこめかみを
無意識に指で抑えてしまった。
そしたらそのまま目黒くんは
ベッドを降りて近づいてくる。
目黒「 偏頭痛、甘く見てると辛いよ。
酷くなったら吐くし、ちゃんと病院行きな。」
それだけ言うと
また、どこかから持ってきてくれた氷枕。
先生がいるのになぜか
この保健室の主導者にすら見える。
『 目黒くんは…？なんで、いるの？』
目黒「 さあ、なんでだろうね。」
そしたらまたピャッと
愛想もなくカーテンが仕切られた。
.
1枚カーテンを隔てた向こう側。
気になる… 目黒くんの生態。
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めめLOVEるるー - 読ませていただきました。とても感動しました!! 最後の方感動ｼﾏｼﾀ。本当にお疲れ様でした…!!終わってしまったけどこの先の続きがみたいと思ってｼﾏｳ…でも新作などたくさんみます！これからも頑張ってください!! (2月8日 15時) (
レス) @page31 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
天宮 - めっちゃ感動しました！とても良い作品だと思います！更新お疲れ様でした。 (9月10日 0時) (レス) @page33 id: 36d45ecf4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ごめんなさいm(_ _;)mもう一人無断転載されている方のは、消されてました。 (2022年5月5日 7時) (レス) @page33 id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - プリ小説確認してたんですけど、作品消されてました。報告だけしときます(●´ω｀●) (2022年5月4日 21時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
望 穂(プロフ) - ゆゆさん» それは完全にパクられていますね‥ ご報告ありがとうございます😢 (2022年5月4日 16時) (レス) id: 09cf7327ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年3月21日 0時
