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にじゅうきゅう ページ33

side…you


ども、Aです


また志麻さんが面倒くさいこと言いだしてそれに巻き込まれました


私に服なんか選んできたってどうせ似合わないのに…


服に失礼じゃん?()


志「Aちゃ〜ん選んできたで〜♪」


セ「センラも選んできましたよー」


坂「Aには絶対これが似合うで!!」


浦「んーこんなんでいいのか?俺こういうの疎くて…」


皆さんそれぞれ服をもって集まってくる


それも私には到底似合わなさそうなオシャレなものばかり


『…なにが悲しくてこんなことを…』


志「なにいっとるんやAちゃん。とりあえずうらたんから発表たのむで〜」


浦「あーうん。こんな感じだけど…」


そういってうらたさんが差し出してきたのは、白のブラウスに緑のマキシ丈のフレアスカート、チョーカーで、靴は白のサンダルだった


『わ…かわいい……』


ブラウスは柔らかくほどよい透け感のシフォン素材だった


七分丈なのも相まって、涼しげな印象を受ける


フレアスカートの緑が栄えていてとても素敵だ


チョーカーもおとなしめで、クローバーの飾りがついている


サンダルにはアクセントで緑色が入っている


『全体的に緑色に白ですね…』


浦「…悪いかよ。あーだからいやなんだよこういうの。俺センスないからさ〜」


ふてくされたように俯くうらたさん


『そんなことないですよ?私、こういうの好きです。普段は似合わないので着ませんけど』


浦「…ほんと?」


『はい』


そんなうらたさんがちょっと面白くて思わず笑みがこぼれてしまう


志「まってまって!!俺のもみてや!!」


そういって今度は志麻さんが服を差し出してきた


『う………』


志麻さんが選んできてくれた服は、紫の半袖パーカーにデニムのショートパンツ、ネックレスと、靴はパープルのスニーカーだった


紫の半袖パーカーはロゴがどーんとかいてあってかっこいい感じ


デニムのショートパンツは結構短めで言われなくても志麻さんが選んできたとわかるものだった


ネックレスは紫で縁取りされた黒のスペードのついた細くて長めの紐のもの


スニーカーはかかとが若干高めになっていた


『あの…なんかこれ、かっこよすぎません?綺麗な人しか似合わない奴ですよ…』


志「Aちゃんが綺麗やから選んだんよ。クールビューティーや!!」


『…あと、かかとの高いスニーカーを選んできた理由を聞いても?』


志「背、高く見えるやん」


『……暫定最下位で』


志「なんでやぁ!?」

さんじゅう→←にじゅうはち



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作者名:響月 | 作成日時:2019年6月12日 22時

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