【呪術廻戦】猫を飼ったら真人だった件５【男主】 (ページ30)

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30．連携と猫ページ30

野薔薇「芻霊呪法(すうれいじゅほう)＿＿＿＿＂共鳴り＂」

A『＂輪廻崩壊＂！』

順平『打ち込め＿＿＿＿＂澱月＂！！」

野薔薇が共鳴りで複数の穴を潰し、僕も結界内の穴を一気に消し飛ばす。

順平は澱月から毒針を発射させ逃げ惑う呪霊の動きを鈍らせていた。

恵も剣型の呪具を振るって逃げ場をなくしていく。

野薔薇「モグラ叩きの要領でいいのよね？」

恵「あぁ、このまま出口を潰していってくれ。多分反撃はない」

A『次はあの穴に誘導するからそこに狙いを定めて』

順平「うん……！絶対外さないよ」

僕たち4人での連携プレーで呪霊を追い詰めていく。

モグラのような呪霊は術式自体が複雑なせいか、攻撃力は弱いもので。

今の僕たちの敵ではないな、なんて考えていると＿＿

野薔薇「……ッ！？」

恵「釘崎＿＿っ！！」

突然、野薔薇の背後から腕が出てくると＿＿そのまま野薔薇を結界の外に引きずり出してしまった。

野薔薇「問題ない、アンタたちはモグラを叩け！」

引きずり込まれる際にそう言うけど、野薔薇1人じゃ不安すぎる。

恵「クソっ……！！あいつよく吸い込まれるな！？」

順平「釘崎さん！？どうしよう……」

A『野薔薇を1人にするのは危険すぎる、ただでさえよく分からないものが湧いてるのに』

そう言って悠仁と緑の化け物の方を見やれば。

2人も結界外の侵入者に気づいたようで＿＿

悠仁「釘崎！？」

？「おほっ！なんだぁ？兄者かぁ……？？俺もっ！！」

緑の化け物は笑いながら一気に結界の外へと駆け出した。

そのまま空いた歪みに突っ込んでいって姿が見えなくなる。

悠仁「あぁ！逃げた！？放っておいていいのか……？」

恵「そのまま追え！

釘崎が結界の外で面倒くさいのとバッティングしてるかもしれねぇ！」

恵が叫べば悠仁も歪みへと向かう。

悠仁「……ヤバくなったら伏黒たちも出てこいよ」

A『こっちには僕も順平もいるし大丈夫。

悠仁、野薔薇を助けてあげて＿＿＿＿＂輪廻崩壊＂』

結界の外へ出る悠仁に＂崩壊＂による防御を受け渡した。

離れた位置で戦うことになるし僕自身の防御はなくなるけど＿＿

恵は悠仁に向かって『早く行け』と手で合図した。

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