後悔してももう遅い【紫】 ページ4
「スマイルってさぁ」
「んー？」
彼女の私が呼びかけても彼の視線は手元の本へと落とされたまま。付き合う前から奥手そうだなぁとは思っていたけれど、彼は思った以上にそういった事に興味が無いのか私達は未だ健全過ぎるお付き合いをしている状態だ。
……たまにキスはしてくれるから全く興味が無いわけじゃないとは思う。多分。
「性 .欲ないの？」
「……んー、…………ん？は、え？」
「あ、やっとこっち見た」
怪訝そうな顔でこっちを見るスマイル。そんな顔ですらも好きだなぁと思ってしまうのは惚れた弱みだろうか。
「いや、何。急に何の話」
「え？スマイルには性 .欲ないのって話」
もごもごと言葉を濁す彼になんだか好奇心と少しのいたずらごころが湧いた私はさらに彼に畳み掛ける。
「手を繋ぐのも私からだし？キスもそんなにしないし………」
「…………何が言いたいの？」
じとりとこちらを見るスマイルにかかったな〜と内心にやにやしつつ私は言葉を続けた。
「あ、もしかして自信ないとか？自分がヘタクソなの知られたくなかったり？」
「……はぁ？」
「スマイルってもしかして………………
ヘタレ？」
これでちょっとは積極的になったらいいなーとか。やっぱスマイルには無理かなぁーとか呑気に思ってた自分を殴りたい。
どさ、と突然視界が反転した。
「……へ？」
「へぇ…ふーん。そう」
びっくりして起き上がろうとしたが、上からスマイルに押さえられて叶わなかった。
「す、すまいるさん……？」
「折角人が我慢してやってたのに」
「え、や、ちょっと…」
私の静止も虚しく、するすると彼の手は私の服の中を潜っていき素肌に触れた。擽ったさとなんとも言えない気持ちにかぁっと顔が熱くなる。
「煽ったのはそっちだからな？責任取れよ」
どうやら私は彼に火をつけてしまったようで。
その日は朝までどろどろに溶かされてしまったのは言うまでもない。
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ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2023年4月16日 20時) (
レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 最近とても更新してくれて嬉しいです！これからも頑張ってください!! (2023年4月14日 6時) (レス) id: 06d1bec9da (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» こちらが明記してなかったのですみません…。そのつもりでした。ただマフィアパロはいつか書きたいなとは思っていますのでもし時間ができれば頑張りますね。コメントありがとうございました。 (2023年2月18日 22時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - ぽんこつらーめんさん» 何処かにかいていましたか!?そしたら申し訳無いです…。 (2023年2月18日 16時) (レス) id: 255513ac99 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。折角リクエスト頂いた所申し訳無いのですが一旦リクエストは1人1回までとさせて頂いております。申し訳ございません🙇 (2023年2月18日 15時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんこつらーめん | 作成日時：2022年12月31日 20時
