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そんなわけで今日私の家に来ることになっているスマイルへと罰ゲームを実行するわけなのだが。
「せっかくならエプロン付けてやろうぜ！」
なんてさらに悪ノリできりやんに言われて、何故か可愛い形のエプロンまで着用している。いやもうどうにでもなれと半ば投げやりな気持ちでスマイルが来るのを待っていた。
ピーンポーン
インターホンが鳴る。別に鳴らさなくてもいいのと言っているが毎回律儀にインターホンを鳴らす彼に思わず苦笑いが零れた。さて、ここからが本番である。
私は覚悟を決めて玄関の鍵を開けた。
「…いらっしゃい」
「ん。」
ドアを開くといつも通りのテンションでスマイルが立っていた。そして彼が手元のスマホから視線をあげて私の方を見た瞬間、目を細めた。
「あの、すまいる」
「……何」
「…ご飯にする？お風呂にする？……それとも、わ、私？」
最後の方は小さな声になってしまったが彼の耳には届いただろう。恥ずかしすぎてスマイルの顔が見られない。そして肝心のスマイルはずっと黙っていて沈黙が痛い。いっそ「何言ってんのお前」って貶してくれた方がよっぽどマシだ。
「な、なんか言ってよ……」
空気に耐えられなくたった私は思わずそう零した。もうほんとにこんな事考えついたなかむは今度あったらぶん殴る、と固い決意をした次の瞬間だった。
「……Aにする。って言ったら、何してくれんの」
「………………は、え？」
長い沈黙の後…いや実際はそんなに経ってないかもしれない。じっとアメジストのような瞳に射抜かれて、動けなくなる。彼の口から飛び出したのはあまりにも予想外な回答だった。
「だから、Aにするって言ったら。どうすんの？」
もう一度そう言われて、いつの間にか靴を脱いで上がってきていたスマイルにぐっと距離をつめられる。しゅるり、後ろで結ばれたエプロンの紐が解かれて床に落ちた。
「あ、え…、と」
「まぁ拒否権ないんだけど」
その後はもう、皆様予想通りの展開で。まさかあのスマイルがノってくるとは思わなかったのと、彼にデロデロに溶かされてしまったのと、羞恥やら何やらがごちゃ混ぜになった私は「どうだったー？」とその後の顛末を聞いてきたなかむ達に何も言えなかった。
そんな私の姿をけろりとした顔でスマイルは見ていたのだった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
実は距離の近いなかむ達にちょっと嫉妬してたりするスマさん。
リクエストありがとうございました。
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ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2023年4月16日 20時) (
レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 最近とても更新してくれて嬉しいです！これからも頑張ってください!! (2023年4月14日 6時) (レス) id: 06d1bec9da (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» こちらが明記してなかったのですみません…。そのつもりでした。ただマフィアパロはいつか書きたいなとは思っていますのでもし時間ができれば頑張りますね。コメントありがとうございました。 (2023年2月18日 22時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - ぽんこつらーめんさん» 何処かにかいていましたか!?そしたら申し訳無いです…。 (2023年2月18日 16時) (レス) id: 255513ac99 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。折角リクエスト頂いた所申し訳無いのですが一旦リクエストは1人1回までとさせて頂いております。申し訳ございません🙇 (2023年2月18日 15時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんこつらーめん | 作成日時：2022年12月31日 20時
