### ページ22
＜チーノ＞
chi｢へぇ〜、そんな事が。｣
shp｢そんなん言われても俺会った事ないのに、ベラベラ喋ってこられちゃって…散々やったわ。｣
ディスコードを繋ぎながらFPSをしつつ、ショッピの話を聞く。どうやら今さっきコネシマからの通話で何だかんだと話をされたらしい。
セオ君に出会っての感想なんてものを。
shp｢全く、皆してセオ君セオ君って言うてるけど…何なんやろな。そんな印象的な事あったっけ？｣
chi｢…って言われても、俺コラボ自体してへんし。｣
shp｢あ、そうか。でも動画は見たよな？｣
chi｢うちの視点の奴は見た。｣
銃声が遠くでするのを聞きながらアイテムを集める。お、レベル3のヘルメット見っけ。
shp｢確かに、プレイスキルが高いのは分かる。でも、盛り上がってるのがそれだけじゃないっぽいんよなぁ。｣
chi｢へえ？例えば？｣
ショッピは大層気になるようで、尚も考え込んでいる。しかし、遠くの敵を確認して伝えてくるあたり、やはりゲームに気は抜かない。
shp｢コネシマさんが言うてたのは、めっちゃええ人って事と、何か大変そうってのと…｣
chi｢…何か、それあんま内容ないっぽいけど…。｣
礼儀が正しいというような噂はメンバーから聞いてるし、そこまでベラベラ喋られるような内容ではないのでは？ってか何か大変そうってどんだけアバウトやねん。
ショッピが暫く静かになる。敵の音を聞いているのか、それともまだ何か情報を思い出しているのか。
shp｢…っあ、あとあれや。｣
chi｢ん？｣
shp｢めっちゃ、美人なんやって。｣
予想していなかった情報に少し驚く。そうか、会ったって事は容姿も確認出来たんか。そりゃあいつらなら食いつきそうな話題だ。
chi｢へぇ！どんな感じに？｣
shp｢それが何か、よう分からんけど…中性的な感じで、可愛いけどさっぱりしてて、綺麗だけど消えそうな感じらしい。｣
chi｢…はあ？｣
1人の人間を形容するには情報量が多過ぎへんか？俺は思わず眉をひそめた。ショッピもしっくり来ないらしくまた黙り込む。
chi｢何か、そう聞くと会ってみたくなるな。｣
shp｢うん…別にどんな人でもええけど、皆が何でそんな話題に出してくるのかを知りたいかも。｣
会った事も、まともに喋った事もないセオ君の姿が少し気になり出す。いつか話せる日は来るんだろうか。でも、今夜他のメンバーが会えたのも偶然の中の偶然らしいし、よっぽどの事がないと会えそうにないやろな。
そう、思っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽいぽい(プロフ) - たいやきさん» あ、ありがとうございます(笑)更新頑張ります。この暑さですし、僕も東京湾に遊びに行きますね！ (2020年9月12日 21時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - ストーリーが分厚い…しゅき（すいません醜いものをお見せしました今から東京湾に沈んできます（あ、いつも見てます更新無理せず頑張ってください）） (2020年9月12日 14時) (レス) id: ad609be0fe (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - しろねこ＠さん» ありがとうございます！また更新が遅くなり気味ですが、少しでも楽しめるようなものをあげられるよう頑張ります！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ＠(プロフ) - 毎回このシリーズ楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: 53106b9150 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽいぽい | 作成日時：2020年5月22日 20時
