ちびれんくん8

▽ ページ36

岸side

廉「ん！おいち〜」

「美味しい？良かった〜」


初めて作る料理だったから、美味しいか不安だったけど

廉にそう言ってもらえて嬉しい。笑


紫「うん。岸くん凄く美味しいよ！」

「うぉ！ありがとうな！」


紫耀にも好評で嬉しい。

実は他メンは朝早くて、朝食を食べる時間が無かったから

この2人が初めてなんだよ。食べるのが。


だからずーっと不安だったんだよ。




＊







＊






＊




それからご飯も食べ終わって、紫耀が歯磨きしてくれて

お遊びタイム〜。


廉「きょーは、お絵描きー」

紫「お、い、いいよ…」


まじか…

うちのメンバーの中でまぁまぁ画力の残ってない人たちだよ。

どーすんの、廉くん。

廉くんを喜ばせる絵を書いてやれねーよ。


「れーん、俺ら上手にお絵描きできないけどいい？」

廉「あい！廉くんも下手よ？」


いやいや、廉くん絵上手よ？

何故か大人の廉は絵が上手くはないけど

ちびれんくんはすげー上手なの。

海人並みに上手いからね！？


紫「そんなことないよ。けど、まぁ楽しんで書こうか」

「だな」


それからスケッチブックを持ってきて

今日はクレヨンを持ってきた。


紫「今日はクレヨン？」

廉「あい！」


この前海人がプレゼントしてくれたんだよね。クレヨン。

ちょっといい物みたいでさ。廉も知ってたみたいで目をキラキラさせて喜んでた。


紫「れん、このクレヨンどこで知ったの？」

廉「タブレット！」


あぁ廉専用のタブレットがあってね。

といってもかなり制限がかかってるんだけど

その中で調べて知ってたみたい。


そのタブレットも海人のお下がりで

絵を書くのも凄くいいみたいで、隙あれば書いてる。


「これで見たの？」

廉「あい！おしゃしんのお部屋にあっちゃ！」


あぁもしかして海人が欲しくてその画像保存してたのかな？


なんて思いながらテーマを決めて

皆で同じ絵を書いて行く。


廉「できたー！」

「俺も」

紫「俺も〜」


それからせーので出して、みんなの絵を楽しむ。


「わぁ、廉くん相変わらず上手だね〜」

廉「えへへ」

紫「可愛い新幹線だね」


そう今回は新幹線を書いたんだけど、

俺と紫耀のはもはや三角と四角を繋げただけなんだけど

廉のはちゃんと新幹線だし、凄いのは模様と号車まで書かれてる。


廉「ちゅぎ〜」


お昼手前まで絵を書いてたら廉のお腹がぐぅとなって時計を見ると12時を回ってた。


それからお昼を作りにキッチンに向かった。

▽→←誘拐・記憶喪失

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す