ちびれんくん8

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紫耀side

廉「わー！しゅごい！ぱぱかっこいい〜」

廉父「ふははっ、ありがとな？」


今何をしてるのかというと、廉のお父さんが

新幹線を色々アレンジしてくれてるんだよね。


どういう事かというと、うちに新幹線

手作りキットがあってね？


実際に電池を入れたら走るんだけど

ボディだけが真っ白で、自分のオリジナルの新幹線に出来るんだ。


何個か買って、廉と海人が作ったの。

俺らでもいいんだけど俺ら、残念ながら画力が無いから

作ったら廉を悲しませると思ってさ。


自ら辞退したの笑




＊





＊




それから廉のお父さんとお母さんは絵が凄く上手で

可愛い新幹線とかっこいい新幹線が2つ出来上がった。


廉「あーと！」

廉母「ふふ、いいえ。沢山遊んでね」

廉「あい！たくしゃん遊ぶ〜」


新しい新幹線が2つも出来て、嬉しそうな廉。

良かった。その笑顔が何よりです。




＊





＊





＊



それからその新幹線を手に持って

キラキラな目で遊んでる廉。


廉母「あんな笑顔で遊ぶ廉、久しぶりに見れて嬉しいわ」

「本当ですか？良かったです」

廉母「ありがとうね」

「いえ！」

廉父「いつもあんな感じで遊んでるん？」

海「はい！一人遊びも凄く上手なんです。もちろん。一緒にも遊ぶ時も凄く上手ですし、想像力も豊で」


と、なるべく具体的に、廉と遊んでる時の様子を説明する。


廉父「廉、一人遊び昔から上手やってん」

「そうだったんですね」


それから廉はお昼寝の時間になって

ウトウトしてきた廉を廉ママが抱っこしてくれて

優しくトントンしてあげるとあっという間に眠りに落ちた廉。




＊





＊



夕方頃、廉が起きてパパとママとお散歩に行きたい

そう言ったからお薬をちゃんと持たせて

親子3人を見送った。


海「楽しい思い出を作って帰って来れるといいね」

「そうだね」



＊




＊



30分ほど家で待ってると

楽しそうにキャッキャ笑いながら帰ってきた。


「楽しかった？」

廉「あい！んとね、んとね！」

海「ふふ、ゆっくり喋ろう？」


沢山楽しい事があったんだろうね。

息するのも忘れるように話そうとする廉を

海人がゆっくり喋ろうねと促してくれて


廉もはっとなったのか、ふぅ〜と胸に小さな手を当てて深呼吸。

ふふ、良かった。楽しんでくれたみたいで。


それから寝るまで廉は、散歩に行った時にあった

楽しいお話しを聞かせてくれた。


廉「すぅーすぅ」

「おやすみ。廉」

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