ちびれんくん8

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岸side

「大丈夫ですか？」

廉父「大丈夫やで。廉軽いから。ありがとうな？」

「全然！今日、3人で寝ます？」

廉父「廉次第やけど、出来たら」


その言葉に、みんなで和室を

廉一家が安心して寝れるように環境を整える。


紫耀が酸素マスクを運んでくれて

海人がお父さんとお母さんの寝巻を出してきて

俺と神宮寺で布団を敷く。


いわげんはエアコンと湿度を調整してくれてる。

廉は喘息を患ってから、少しの変化も敏感なんだよな。


「いい感じに涼しくなったな」

玄「うん。いつも寝てる時の室温と温度になったから」


そう言えば、前は安い温度計と湿度が測れるのを使ってたんだけど

壊れちゃったのと、正確に測れてない事が判明して

壊れたのを機に少しいいのを買ったんだ。


いわげんはリビングからそれを持って

寝る部屋に置いて確認してくれてる。


高かったけど、数台買ったんだ。

リビングと後は廉が寝る場所に持ってく用に買ったり

後は車用…とかまぁ色々買いました笑





＊






＊





暫くして寝る部屋の準備が整った。


酸素も紫耀が使えるようにしてくれて

廉のご両親をお呼びした。


廉母「ありがとうね？準備してくれて…」

「全然！あ、で…」


廉のお母さんに酸素の使い方と

廉が今服用してる薬の説明をする。


廉母「分かったわ。ごめんな、ホンマ。いつもこんな事…」

「全然、謝らないでください。頑張ってるのは廉で、俺らはそれのお手伝いをしてるだけですし、嫌とか手間とか思ったことないので」


うん。やっぱり、廉はご両親似だな。

責任を感じやすいのも、人の事を常に考えて

言葉を掛けてくれるのも。


廉母「廉はほんま幸せもんやな。こんな素敵なメンバーさんに出会えて。ありがとな」

「いえ！俺ら上で寝てますけど、なにかあったら起こしていただいて構わないので」

廉父「ありがとな。おやすみなさい」

「はい。おやすみなさい！」


廉のご両親に夜の挨拶をして

リビングの電気を消してみんな自室へ戻った。







廉父side

久しぶりに会った廉は、幼児化しとって

ほんま幼い頃の廉のまま。


まぁ小さい頃より黒いし、ちょーっと細いけど笑


廉母「まさか、小さい頃の病気が再発しとるなんて…」

「ほんま。試練多いなぁ、廉は」

廉母「でも、温かくて優しいメンバーさんが居ってくれるから安心やな」

「せやな」
　

なんて話ながら、布団に入って

廉を挟むように寝っ転がって眠りについた。

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