ちびれんくん

スキー場 ページ8

紫耀side

廉が小さくなって早1か月が経過したころ…


今日はみんなオフで…廉を膝の上に座らせて

テレビ鑑賞中。


そしてそのテレビに映っているのは

白銀の世界。


そう、スキー場が今年も開きます！という

宣伝CMが流れている。


そして廉はそのCMに興味津々。

1か月廉と生活してみて分かったのは…


大人の時の廉の記憶はあるものとないもの

があるらあしい。


だから、え？と思うような事も

凄い純粋無垢な目で聞いてくる。


まぁそこが可愛いからいいんだけどね笑


そして、今も…


廉「しょー、あれなぁに？」


テレビを指さしながらキラキラした目で

聞いてくる廉


「んー？あれはね、"スキー"って言って、冬のスポーツなんだよ」

廉「しゅきー？」

海「うん、雪の上をすべるんだよー」


なんて海人も加わって

廉にスキーの説明をする。


すると、またテレビに視線を戻して


廉「れぇんも、行きたい！」

「え？廉、行きたいの？」

廉「あい！」


まぁスキーは出来ないとは思うけど

雪で遊ぶくらいなら出来るかな…なんて思った。


岸「よし！なら今度の週末行くか！」

海「やった！」

廉「あい！」


岸くんの一言に、食いついたのは

海人と廉の2人。


玄「スキーなんて久しぶり」

神「ほんと。楽しもうね」

玄「うん！」


みんな久しぶりのスキーということもあって

テンションが高め。


まぁ廉と色んなところに行きたいし

連れてってあげたいな。なんて思ってたから…。


スキーなんて季節限定のスポーツだから

余計にね。


＊


なんて思ってたら、あっという間に週末に＿＿＿。


「んんっ…。けほっ、」


朝、起きると何となく喉に違和感を感じた。

んー…朝だし、俺比較的喉弱いから

その所為かななんて思って、のど飴を1つ

口に入れて下に降りた。


＊


下に降りると、廉が勢いよく突進してくる


「ぶほっ…好きだね、ほんと笑」

海「だね笑でもそれ、岸くんと紫耀にしかやってないよ」


なんて海人に言われて

確かに思い返してみると、じん達にはしてないかも…。


「おはよ、廉」

廉「はーよ！」


うん、今日も可愛いわ笑

そうだ、廉が小さくなってからね

廉に愛称みたいなのが、付いて…

"ちびれん"とたまに呼んだりしてる笑


あ、名付け親は海人です。



廉「しょー」

「ん？どうした？」

廉「ん−ん、呼んだだけ！」


なんて笑う廉が可愛くて

思わずぎゅっと抱きしめた。



それから朝ごはんを食べ始めた。

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