ちびれんくん

▽ ページ47

岸side

廉「んふふ、おいちーね」

「美味しいか？良かったな」


まぁ紫耀が作ってくれたご飯。なんだけどな。笑


海「食欲はあるみたいで良かったよね」

玄「本当ね。痛いとたまに食欲も失うから」


なんて話を聞きながら、あーんと

小さな口を開けてくれてる廉。


「はい、どーぞ」

廉「んふふ〜」



＊



廉「ごちしょーしゃま！」

「お、よく食べました！」


最後、おかず一口分だけ残しちゃったけど

その他はほぼ完食した廉。


紫「お腹いっぱいになった？」

廉「あい！なっちゃ！」

「ならよし！」


それから廉は俺の膝の上に居たい

そう言って降りることを拒否


海「岸くんは食べれる？」

「んー…分かんねーけど、頑張るわ」


紫耀のように器用に食えるか

不明だけど、まぁ頑張ってみるか。



＊



「ごちそう様でした〜」

海「おー、食べれた？」

「おう、むずかったけどなぁ」


ちょくちょく出してくる廉の

ちょっかいに耐えつつ、何とかご飯を食べきった。


廉「んふふ、ゆーちゃ、あしょぼ！」

「え？いいけど」


そのおててで廉くん、遊べるのかい？


と思ったけど、なんか上手い具合に

廉は手をそこまで遣わず遊んでて



廉「ゆーちゃ、次これぇ〜」

「お！ラジャ！」

海「岸くん、いいように使われてんじゃん笑」

紫「だね笑」


まぁほぼ俺が、廉の言われた指示通りに

動いてるから、何だけどね笑


廉「よし！これでかんしぇ〜」

「お〜、すげ〜な」


廉の指示の元出来たのは

まぁそこそこ大きい、線路。


廉「ゆーちゃ、この電車…こっち」

「あ、さっせ！」


配置を間違えてたらしく

廉に叱られました。笑


廉「よし！これで、スイッチおちて〜」


廉がスイッチを入れると

乗せてた電車がぶおーんと動き出して

その様子に廉は大満足みたいで、しゃがんでみたり

立って自分で追いかけてみたり。色々遊んでた。



〜後日談〜


廉「いたいたい、ないよ〜」


今日で、廉が怪我をしてから2週間。

痛みが徐々に引いてきて、包帯を替えるときに

そう言って、教えてくれた


海「良かったね。後もう少しね」

廉「あい！」


廉、今回は俺の不注意でケガさせちゃってごめんな。

今度から気を付けるから、また電車乗りに行こうな。


end.


---

時雨桃さんリクエスト「怪我」完結です。
どうでしたでしょうか？

無理やりな展開になってたらすいません。

もしよかったら感想くださると嬉しいです。


作者。

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