▽ ページ43
岸side
医者「2〜3週間くらいで痛みは引くと思います。1週間後には包帯に変えれると思いますよ」
「ありがとうございます」
医者「いえ、それでも痛みが強くなるようでしたら、かかりつけ医さんに診てもらってくださいね」
と最後まで、優しく対応してくれた先生。
診察代を払おうとお財布を出したら…
車長「突然すいません。ここの車長です」
「え？」
車長という人が突然現れて…
廉は泣き疲れと、痛み止めが効いてるみたいで
数分前に俺の胸に顔を埋めてスヤスヤ眠っちゃった。
車長「この度は、こちらのミスでお子様にお怪我をさせてしまい、本当に申し訳ございません。今回の治療費、治るまでこちらが全額負担させて頂きます」
「いや、そんなの…」
と俺は断ったんだけど
規定上そうもいかないらしく、こっちが折れた。
それから、試乗も終わり
眠ってる廉を起こさないように
おんぶ紐に入れて、新幹線を後にした。
＊
「ただいまぁ」
「「おかえ…って、廉！？」」
少し憂鬱な気分で家に帰って
ドアを開けると、予想通り
ドタバタと仕事から帰ってきてた
メンバーが駆け寄ってきて、廉の手を見て
めっちゃ驚いていて…
紫耀に関しては、飛び上がって尻餅をついてた
神「え、なに…どうしたの？」
海「両手じゃん…」
もう俺が耐えられない！
自分から謝ろう。そう決めて
みんなに何も言わず深く頭を下げた
玄「え、ちょ…岸くん何、突然。辞めてよ」
「ごめん！」
神「え、なになに？状況がよく掴めないんだけど…？」
「俺がいけねーんだ！俺が、寝ちゃって…その目を離したすきに、廉が手を怪我しちゃって…」
玄「なるほどね…」
大きな雷が紫耀から落ちる！
そう思って、頭を下げたまま目をギュってつぶって覚悟した。
紫「き…廉「ゆうちゃ、悪くない！」
「え？」
紫耀が俺の名前を呼んだとほぼ同時に
廉が起きて、そうはっきりした声で言った。
寝起きはぽわぽわしてて、滑舌が回ってなくて
何言ってるのか分からないのに。
廉「ゆーちゃ、わりゅくない…め、しゅるなら、れぇんにして」
廉がそう言うから思わず
下げていた頭を上げてしまった。
紫「でも…」
「そうだよ、廉。俺の不注意のせいで、廉痛い痛いしたんだよ？」
廉「ちゃう！れぇんが…ふぇぇ…」
そこまで言うと泣き出しちゃった廉
神「とりあえず中入ろ」
紫「だね」
ってことになり、一旦リビングに
全員で入ることに＿＿＿。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 793人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさん、お返事遅くなり申し訳ないです。ちびれんくんsideのご感想下さりありがとうございます。そう言って頂けて安心しました。またどこかでちびれんside書くと思うのでその時はよろしくお願いします^^ (2021年3月15日 16時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - こんばんわ〜。ちびれんくんside良かったです！めっちゃ可愛かったです！ (2021年3月14日 23時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - remioさん» remioさん、こんばんは、初めまして。ちびれんsideのお話しに関しての感想コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。これからもちょくちょく書いて行きたいなと思ってるので、よろしくお願いします^^ (2021年3月14日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
remio(プロフ) - はじめまして。ちびれんsideのお話もとても良かったです！ちびれんのかわいさマシマシです (2021年3月14日 20時) (レス) id: afb0b1a5d0 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 時雨桃さん» 時雨桃さん、お久しぶりです。そして早速感想コメント下さりありがとうございます^^少しでも温かい感じを出そうと頑張って書かせて頂きました〜♪またリクエスト募集する際は小説内でお知らせいたしますので、その時は是非…笑素敵なリクエストありがとうございました。 (2021年3月14日 13時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年1月13日 19時
