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TN side
「だからね、あたし。自分のこと、少しだけだけど、好きになれた気がする」
そう、前を向いて話す。
…たったそれだけのこと。
だけど彼女にとっては、なんて大きな前進だろう。
ボクたちは、Aがどんなコなのか知ってる。
どれだけ複雑で、脆い心を持っていて。
強がりで、わがままぶって、本当は…
愛情が欲しくてたまらない、不器用な寂しがり屋。
だけど彼女はボクらからの別離を選んだ。
仕事のこととか、今後の人生とか。
色々な理由があるだろうけれど、それでも、もうボクたちがいなくても大丈夫なんだって、Aは自分で自分をそう判断した。
自分のことを好きになれた。
そんな成長。
何年もかけた、Aの成長。
「ドジュンは…いつだって私のわがまま聞いてくれた。いつでも私の味方でいてくれた。私を絶対に否定しなかった」
XJ「…」
「ヘンドリーくんも。いつも笑顔で、私に優しくしてくれた。どんなときも肯定してくれた…」
HD「Aちゃん…」
「ヤンヤンだって、…あたしの、唯一の友達でいてくれて。ほんと、あんたしかいなくて…」
YY「…やめろよ、なんか泣きそう」
「ふふっ、…クンさんは、私のもう一人のお兄さんっていうか…それくらい大切に、私のこと見守って、信じて、一緒に居続けてくれて」
KN「…」
「哥哥は、今までずっと私の一番の理解者でいてくれた…」
WW「…当たり前でしょ。もう…ふふっ、なんか寂しいね」
「うん、ちょっと、ね。…テンも…」
ボクにふと振り向く。
Aは泣きかけていて、でもきっと彼女の強がりで、笑って誤魔化している。
だからボクも微笑んだ。
…もう泣かない、そんなキミを見ていると、少し切ないな。
「…ありがとう。あなたがいたから、私、ここまで来れたんだと思う」
TN「…ボクこそ。キミがいてくれてホントに良かった」
Aは頷く。
…ボクの本心、伝わってるといいな。
伝わって、るんだろうな。
キミのこと、たくさん傷付けた。
たくさん泣かせてしまった。
でも、それでも、
ボクたちはお互いがいなければ、今ここにもいなかっただろう。
人生に欠かせないような存在。
大袈裟でもなく、本当に、そんな相手だ。
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
