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WW side
AがWayVを、NCTを辞めるつもりだって。
そう聞かされたのは、PHANTOMのジャケットを撮影するほんの少し前だったっけ。
でも覚悟はしていた。ずっと前から。
そのタイミングが今なのかって、すぐ受け入れた部分もあった。もちろん寂しいけどね。
引っ越しの日程が決まれば、俺はすぐにスケジュールを押さえた。別に、これから会えなくなるわけでもないし、むしろAが個人活動に専念すればこれからもっと会えるようになるんだろうけど。
それでもその日には絶対俺も“その場”にいたいと思ったのは、WayVとしての最後の時間を、一緒に過ごしたかったからだろう。
密やかな、だけど記念すべき門出に相応しい日だ。
よく晴れた春の日。
テンヒョンが少し危なっかしい運転をする車の窓から、久々のソウルの風を感じた。
車のなかでテンヒョンと少し話した。
テンヒョンはこれからAとどうするつもりなの、って。
…ちょっと驚くことを彼は言った。
みんなと合流してから、トラック組、バン組、レンタカー組に分かれてAの新居まで向かう。PHANTOMの活動ぶりに会ったものだから、やっぱり積もる話があって、道中ですらテレビ電話を繋いでいた。
Aはテンヒョンの助手席に乗りながら、電話の向こうのみんなと楽しそうにひとときを過ごしていた。
その光景を見ながら、なんとも言えない感傷に浸る。
…今度こそ、本当に、俺たちがいなくなっても大丈夫だなって。
あの不安定なAは、もうどこにもいない。
立派に成長した、堂々とした、そんな大人の女性。
こんなに立派になっちゃったら、テヨンイヒョンたちも寂しがるかもな。
…もう、NCTのメンバーじゃないんだもんな。
すぐに高級住宅街にある新居に到着し、搬入作業を手伝う。クンゴとかドジュンは軍手までして、もはやただの業者だ。(笑)
テンヒョンはもちろん楽な仕事しかするはずがなく、大きな家財道具の搬入はみんなに任せて、Aが連れてきた猫を撫でている。
俺も可愛い可愛い妹のために一生懸命手伝って、思っていたよりもすぐ作業が終わった。だけど休み休みやったりもしていたから、既に陽は傾いていて。
お腹が空いた、というAの一言で、最後にみんなでご飯を食べに行くことになった。
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
