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XJ side
あのジアが髪を切った。
それだけでもウェイズニの間では一大トピックになったのに、今回Aがこなしたステージのクオリティーは、異常とも言えるレベルで高かったんだ。
ダンスが苦手だったのに、鬼気迫るパフォーマンスで、テンヒョンを食ってしまうと言われたほど。今までのAと比べればその違いは一目瞭然で、すぐにファンの間の詮索や変な噂も収まった。
Aいわく、
“自分の花道くらい自分で飾ってやるわ”
“だから、あんたたちはいつも通りやりなさいよ。あたしが超えてみせるから”
…って。
それで本当に超えちゃうからAはすごい。
チッケムの再生回数も、SNSのトレンドも、ずば抜けていた。このまま伝説を作って卒業していくなんて、ちょっとかっこ良すぎてずるい。
もちろんその裏には、とてつもない努力があることを俺たちは知っている。
これが出来るなら最初からやれよって、正直思ったけどさ。(笑)
大して俺たちのユニットに愛着が無かったであろう初期の頃から考えれば、Aがどんな思いで今回のカムバックに賭けていたのか、俺たちとの最後の活動に臨んでいたのか感じられる気がして、その思いの強さに結局感動してしまった。
KN「…寂しいな」
引っ越し業者よろしく軍手をしながら、ばかでかいドレッサーを運ばされているヘンドリーたちを遠目に見つつ、クンゴはそんなことをぽつりと呟いた。
俺は段ボールをトラックに積み、クンゴの言葉にくすりと微笑んだ。
XJ「娘を送り出す気分？」
KN「ほんとだよ。…あんな手のつけられないお嬢様だと思ってた子がさ、今はこうして自分で自分の道決めて、歩き出したわけじゃん…」
XJ「…もうこき使われることも、パシリにされることも、理不尽に蹴られることも無いのか。」
KN「ふふっ、せいせいする？」
XJ「ううん。…寂しいよ」
クンゴは俺の言葉に頷く。
ほんとは、大人にならなくちゃいけないのは俺たちの方なのかもね。
Aは荷物を全て運び出したようで、俺とクンゴに集まってほしそうにこちらを一瞥した。トラックのドアを閉め、俺たちはみんなのもとに向かう。
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
