未来のことを考えてみる ページ20
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『ワン、ツー、スリー、フォー…』
YY「あ！ドジュン間違った！(笑)」
HD「今日の全員のコーヒー奢り決定！」
TN「違うよ、スタッフさんの分もゼンブだよ！」
XJ「なんでだよ！！！さっきからテンヒョンも間違いまくってるじゃん！！」
「しっかりしなさいよ、ドジュン。……クソが」
XJ「スタッフさんに聞こえない声で悪口言わない！！！」
「あら、なんのことかしら？」
YY「あはははっ！！やっぱA最高(笑)」
フローリングに擦れる、靴底の音。
みんなの汗と熱気で、十分に換気されているはずの練習室の鑑が曇る光景も、あまりに久しぶりだ。
振付の先生を差し置いてああだこうだと喧嘩するドジュンも、ヘンドリーくんもヤンヤンも、そんな2人を止めるクンさんも、会話に関係ないことを言って場をかき回すテンも。自分の目に映る全てが、その声が、今でも夢みたいだった。
…またみんなと、踊れる。
新しい曲で。新しい、アルバムで。
それって、本当に幸せなことだ。
YY「てか…」
「え？」
YY「おまえ、ダンス上手くなったよな？」
「は？前から上手いわよ、私天才だから」
YY「素直に喜べよ！！」
「うるさいわね〜」
YY「なんか今日態度が大人でムカつく！もっとつっかかってこいよ！」
むきになってやいのやいの言ってくるヤンヤンを鼻で笑うと、さらに彼は声をあげて英語で何か文句を言ってきた。クンさんは私たちを眺めて呆れてるけど、なんだか嬉しそうに微笑んでもいた。
ひとしきり喧嘩をし終えて、また振り下ろしに戻る。
私は集中して覚えるタイプだけど、やっぱり右前に居るテンの姿をつい眺めてしまう。
テンと一緒のステージで踊るのが、一番緊張する。
彼に負けないように、と言うよりも、一緒に踊っていて彼を邪魔しないように、失礼にならないように、なんていうプレッシャーが強い。彼という一人のダンサーを尊敬しているからこそ。
だけど、いざ振り下ろしが一通り終わって休憩時間になったとき、テンは水を飲む私の隣にそっとやってきて、微笑んだ。
TN「ホントに上手くなったね」
「…え？」
TN「フフッ、ずっとひとりで練習してたんでしょ」
「…」
テンの問いかけには応えない。
私は代わりに微笑んで、鏡に映る自分を見つめた。
…自分でも、意外よ。
こんなにもカムバックの準備を楽しんでいるなんて。
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
