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7' ページ7











「 笑いすぎだろ 、 」





『 いや、 だって 、 笑 』






樹くんに 野菜切るのを頼んだんだけど



白菜とか人参とか 全部くっ付いたままで



笑っちゃいけないんだけど、



我慢できず、大爆笑






「 いつもはもっと 上手いから!!! 」





ムキなって大声をだしているが



それもなんだか面白くなってしまう







「 ほら、 早く切ってくださいよ 」





『 そうですね 笑 』





具材を鍋に入れて、出汁と一緒に煮込む






『 樹くんっていくつなんですか? 』




「 俺 23 」



『 え、 同い年だ 』




「 ほんと? 俺ずっと歳上だと思ってた 」




『 老けてるって言いたいの? 』





「 誰もそんなこと言ってない 笑 」






なんだかんだ他愛もないばかりして



正直、居心地が良い







『 ビール 、 飲む? 』






「 あー、 じゃあ 貰うわ 」






『 はい、どーぞ 』









出来た鍋を2人でつつきながら



色んな話をした







『 てか、 彼女いいの? 』






空いたビールの缶を片付けながら



テレビを見る彼に声をかける







「 俺 彼女作らない主義なんで 」







何をそんなカッコつけて言っているのか分からないが



とてつもなくクズな発言をしている







「 なんで? 」





『 いや、別に 』








なんか、恥ずかしくなって



顔を缶で隠す






「 何その照れ隠し、 かわいい 」






本日爆弾 2個目



こんなあっさり言えるものなのね



とりあえず彼は 中々のチャラ男ってのはよくわかった







「 Aこそ 彼氏いないの? 」





『 作らない主義だからさ 』




「 パクんなよ 」




『 思ったこと言っただけ 』




「 はいはい 笑 」








あっという間にすごく時間が過ぎていて



ほんとに会ったばかりとは思えない



さすがに 家には帰るみたいで 荷物をまとめる






「 またご飯食べに来ようかな 」






『 お断りしま〜す 』





「 え!? なんでなんで 」





『 嘘。 時間合えばの話ね? 』





「 約束ね 」





『 はいはい 』







部屋を出て隣に移動する彼



暖かい部屋には彼の温もりがあって



なんだか、寂しい気持ちになっていた

8'→←6'



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作者名:shiii | 作者ホームページ:http://shinooooo  
作成日時:2019年2月25日 11時

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