55. カフェと帰り道 ページ5
TM ｢店長に直接言ってあげて。あの人、Aに言われたら喜ぶと思うし｣
A ｢うん！｣
TM ｢…って、飲み過ぎ！｣
A ｢え？｣
TM ｢返せ｣
A ｢やだ｣
TM ｢返せ｣
A ｢いやです｣
TM ｢返ｯ 店長 ｢おっ、Aちゃん来てたのか！｣
A ｢こんにちは、店長！少し前に来たところです｣
店長 ｢そうかそうか！パンケーキ作ったけど、Aちゃんも食べるか？｣
A ｢え？いいんですか！？｣
店長 ｢もちろん！今持ってくるから、テミンと分けて食べな｣
TM ｢え、それ僕の A ｢ありがとうございます！｣
TM ｢おい｣
パンケーキを食べ終わり店長にお礼を言うと店を出た
今日はそのまま帰ることにして、テミンと2人並んで歩く
TM ｢A｣
A ｢ん？｣
TM ｢僕は大丈夫だよ｣
A ｢え？｣
TM ｢さっきのこと｣
A ｢……｣
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TM ｢そういうことが平気でできる人達なんだよ、きっと。手当り次第に色々な人を食いものにして、いらなくなったら捨てて…。人を傷つけてるって自覚がないんだよ、そういう人達は｣
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TM ｢これは仕事だから、プライベートとは別。ほら、僕って割り切るの得意でしょ？だから、大丈夫｣
A ｢…テミナ、無理しなくていいんだよ｣
TM ｢……｣
A ｢私は、どんなテミンでも受け止める｣
TM ｢……｣
A ｢もしテミンが、女装を趣味にしても受け止めるよ｣
TM ｢え？｣
A ｢ロリータとか着てても全然大丈夫！｣
TM ｢…これ何の話？｣
A ｢逆に、ヤンキーとか不良になったりしても全力で受け止める。喧嘩したくなったら、いつでも相手になるし、気が済むまでやろう！｣
TM ｢いや、ちょっと待って。話が見えないんだけど…｣
A ｢とにかく！テミンは、私にとって大事な人だから。いつキャラ変しても、いつ性格が変わっても、どんなにテミンが今と真逆な人になったって、ずっとずっとずーっとそばにいる！！｣
TM ｢……｣
A ｢この通り、覚悟は出来てますので！……だから、私の前くらい無理しなくていいんだよ。偽らなくても、いいんだよ｣
TM ｢…う、うん。ありがとう｣
A ｢どういたしまして！｣
TM ｢A｣
A ｢ん？｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2021年10月1日 2時
