66. 大きな変化 ページ18
ひと段落すると
依頼者 ｢この度は、本当にありがとうございました！！皆さんのおかげで、前より会社に行くのが楽しみになったような気がするんです。今回のことで、しばらくは大変かもしれませんが、それでも諦めずにこれからも仕事に努めていきたいと思います！｣
A ｢スンミンさんなら、きっと大丈夫です。頑張ってください、いつまでも応援しています！｣
依頼者 ｢Aさん……。最初に会ったとき、Aさんが言ってくれた言葉、すごく嬉しかったです｣
A ｢え？｣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
A ｢無関係なんかじゃありません！あなたが私達を頼ってくれた時から、もう無関係じゃなくなってるんです！｣
A ｢だから、あなたがずっと我慢して耐えてるのも嫌だし、誰にも頼らず一人で抱え込んでるのも嫌だし、…どこかへ行ってしまうのは、もっと嫌なんです｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
依頼者 ｢こんな自分でも、心配してくれる人がいるんだと思うと、心がスっと軽くなるような気がして…。本当、ありがとうございました｣
A ｢いえいえ！こちらこそ、勇気を出してくれてありがとうございました｣
依頼者 ｢え？｣
A ｢スンミンさんがあのとき勇気を出してくれたおかげで救われた人は沢山います。だから、自信持ってくださいね！｣
依頼者 ｢…ﾆｺｯ、はい！｣
依頼者 ｢皆さん、本当にお世話になりました！！｣
TM ｢困ったことがあれば、またいつでも頼ってくださいね｣
依頼者 ｢はい、ありがとうございます！それじゃあ、僕はこれで失礼します！｣
スンミンさんは笑顔で去っていった
A ｢良かった…｣
TM ｢ん？｣
A ｢あ、いや…スンミンさん、最初に会ったときと比べて強くなったなって｣
TM ｢あー、…Aのおかげかもね｣
A ｢え？どうして？｣
TM ｢さっきも言ってたじゃん。Aが言ってくれた言葉が嬉しかったって。Aがスンミンさんのことを思うように、スンミンさんもAの気持ちに応えたいって思ったんじゃないかな？｣
A ｢それで、強くなる？｣
TM ｢特別な存在だっただろうからね｣
A ｢、私が？｣
TM ｢うん｣
A ｢特別な存在って…｣
TM ｢おそらく、そういうこと｣
A ｢……いや、どういうこと！？｣
67. 会いたがってる人がいる→←65. 2人だけの打ち上げ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：NATZU | 作成日時：2021年10月1日 2時
