65. 2人だけの打ち上げ ページ17
A ｢してない！大袈裟にも程があるわ！｣
TM ｢え〜、俺にはそう見えたけどな｣
A ｢調子に乗るな｣
TM ｢乗ってないよ。笑｣
A ｢乗ってるよ！一人称が俺になってるもん！｣
TM ｢そこ？笑｣
A ｢うん！｣
TM ｢笑笑｣
A ｢ﾑｽｯ｣
TM ｢ﾊﾊｯ、ごめんごめん笑。あーほら、僕のことはいいから打ち上げ行っておいで｣
A ｢いい｣
TM ｢え？｣
A ｢テミンといる｣
TM ｢！……。Aって、ほんと僕のこと好きだよね〜｣
A ｢、帰る｣
TM ｢冗談だよ、冗談。笑｣
A ｢……。｣
TM ｢…A｣
A ｢ん？｣
TM ｢お疲れ様｣
A ｢うん。テミンも、お疲れ様｣
TM ｢やっと報告できるね、スンミンさんに｣
A ｢そうだね。時間はかかったけど…今はホっとしてる。まぁ、まだ完全に終わったとは言いきれないけど｣
TM ｢大丈夫だよ。きっとチャンミンヒョンが、社員たちに余計な被害が出ないよう対処してくれるから｣
A ｢うん…ﾆｺｯ｣
TM ｢よし！じゃあ、僕達も乾杯しよっか！｣
A ｢え？でも、やらないといけないことがあるって…｣
TM ｢いいんだ。今日はやっぱり飲む！だから、付き合ってよ｣
そう言いながら、テミンは冷蔵庫にあるビールを取り出す
A ｢仕方ない…付き合うか！｣
TM ｢あ、帰りは送るから安心して｣
A ｢いいよ、別に。誰かに頼んで迎え来てもらうから、気にせず飲みな｣
TM ｢そう？じゃあ、今日はお言葉に甘えて｣
A ｢うん。はい、乾杯！｣
TM ｢乾杯！｣
お酒が入るとつい盛り上がってしまい、2人の打ち上げは夜まで続き…
その翌日、ボアオンニの容赦ない説教を何時間も受けることになるのでした
そして、スンミンさんの依頼の方はというと…
パーティー直後、株式会社○○コーポレーションが抱える数々の問題はメディアなどで大きく取り上げられた
そのため会社に多大なる迷惑をかけた、社長・部長、その兄弟たち、それからもちろん不倫相手の秘書も、全員会社から追い出され
奥さんも社長との離婚を決意し、これからは新社長として無理のない範囲で仕事に務めていくそう
元社長と交流のあったパク・ジョンホンも、この問題に関与していたことや自社での脱税などが発覚し、社長の座を退いたらしい
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作者名：NATZU | 作成日時：2021年10月1日 2時
