52. 調査報告１ ページ2
会食の日から、少し経ったある日…
本日から受付嬢としてイェリが潜入捜査に参加
同じ会社内とはいえ、関わりは全くないため、それぞれの場所で探ることに
その日の夕方。仕事を切り上げ店に向かうと、すでに皆が揃っていた
CM ｢それじゃあ、今日の調査報告を始める｣
『はい！』
CM ｢まず、イェリ。潜入捜査初日、どうだった？｣
YE ｢はい。新しい受付嬢だということは大体の方が理解したようで、ナンパ率がとても高かったです｣
A ｢ナンパ！？私、一度もそんなの無かったのに…｣
KA ｢なんで残念がってるの？｣
TM ｢無くていいでしょ、ナンパなんて｣
CM ｢他に変わった様子はなかったか？｣
YE ｢はい、特には｣
CM ｢分かった。Aは？｣
A ｢相変わらず、セクハラ・パワハラ三昧ですよ。大きな証拠となるようなものは何も…｣
CM ｢それでいい｣
A ｢？｣
CM ｢決定的な証拠じゃなくても、"塵も積もれば山となる" だぞ｣
A ｢毎日証拠を取ることに意味があるってこと？｣
CM ｢そうだ。その証拠が必ず役に立つときがくる｣
A ｢なるほど…｣
CM ｢引き続き頼むぞ｣
A ｢はい！｣
CM ｢次に、テヨンとヘンドリー。被害者への連絡はとれたか？｣
HD ｢半分以上は、一応連絡をとることが出来たんですけど…｣
TE ｢やっぱり、話しを聞くのは難しいかと｣
CM ｢そうか…｣
TE ｢まだ連絡してない人もいるので、そこに賭けてみます｣
CM ｢被害者は皆、傷を抱えてる。無理やり聞き出すようなことは無いようにな｣
TE・HD ｢はい！｣
CM ｢ヒョヨンとテンはどうだ？何か分かったことは？｣
HY ｢社長の息子であるやり放題の兄弟たちを調べてみたところ、他の部署にいるみたいね。ほら｣
そう言って、オンニが社長の息子達の写真を出す
TN ｢Aヌナの部署にいる部長は3人兄弟の末っ子らしいです｣
YR ｢末っ子…一番酷そうね。偏見かもしれないけど｣
HY ｢その読み、案外当たってるかもよ？｣
YR ｢？｣
TN ｢3人それぞれの問題を調べたのですが、数は断トツで末っ子が多かったです｣
HY ｢とはいえ、他の2人も中々のものだったわよ。数が多いのは三男だけど、長男は度を越した問題が多く、次男は社内での問題はそこまで無いものの、取引先の会社やら人妻やらに手を出してて、とにかくダラしないみたいね｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2021年10月1日 2時
