持病が急に発症して中原中也を殺し損ねた件

発症十七話 ページ18

貴女
ーーーーーーーーーーーー



貴女『…！？』





路地裏に時間潰しとして来た私。
ところが、血の匂いがしたためそちらへ向かうと、案の定人が血を流していたと言うわけだ。
しかし、その人間は死んでおらずそれに夢中になっていた私の後ろには二人の男が…。
どういう状況だ。



？「…お前、何処かで見たことのある白髪だ…何だったか…」



貴女『…ッ！』



よく見ると服装が軍服だった。ここでばれてはまずい…。何とかしなくては…！



？「…指名手配では？」




貴女『！！』




？「…先程よりも心拍が速くなっていますね…

図星、ですか？」



な、何なんだコイツ…。心拍ゥ？そんな耳がいい奴なんているのか…？異能者か何かか？



？「あ、完璧な殺し屋の早乙女A？」



そこで思い出すなぁぁぁぁぁ！！



？「で、どうなんです？」



貴女『…違いま…す、よ』



？「バレバレです。
完璧な殺し屋となれば
鉄腸さん、死なない程度にやって下さい。」



？「解っている。」



貴女『…ッわぁ！？』




男が刀を手に取った瞬間、とんでもない速さで刀が此方へ飛んできた。私は間一髪で避けることができた。



貴女『待て待て待て待て！』



？「待った無し」



貴女『くっ！』



最初の刀は避けたが、次の刀が私の肩を切った。血が空中を舞う。



貴女『ッ！私はもう殺し屋じゃない！…っわ！？』



？「ええ、知ってますよ。殺し屋を辞めてポートマフィアに入ったのでしょう？それで捕まらないとでも思ったのですか？…それに…」



貴女『…？』


次々と刀が私に飛んでくる中、糸目の男が発した言葉に引っ掛かった。


？「犯罪を犯していなくても、貴女は捕まえろと、政府からの命令です」



貴女『はぁ？』



？「隙あり…！」



貴女『ッ！仕方ない！「異能力 夜の蜘蛛」！！』


？「！」


手袋を外して、異能を発動させるとﾊﾞｷｨﾝと言う音をたて、刀を折った。

発症十八話→←発症十六話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す