検索窓
今日:15 hit、昨日:12 hit、合計:57,270 hit

友人帳9話 ページ10

『はぁ…てか久しぶりに妖力使ったから疲れたわ〜。』


うちは代々妖力を受け継いでいるわけではなく、私ひとりだけ生まれつきこんな力が備わっていた。


視えるわ視えるわで、もう二度と社交界の場には足を踏み入れたくない。


しかも、妖から逃げる時には便利だが、妖力を使うととても疲れるのだ。


これはたぶん人間が妖力を使う代償とでも言おうか。兎にも角にも疲れるのだ。


犬神「帰るか?」


『もちろん帰る。』


たぶん夏目の方も片付いただろう。


だって時雨様だっけ、成仏?なさったようだし。笹田さんも時雨様に会えたんだろうしね。


てなわけで先に帰らせて貰います。←


『乗っけて』


犬神「はぁ…ほらよ。」


そういうと、犬神はでっかくなって私の背中に乗せる。


めっちゃ居心地いいよ、犬神の背中。もふもふだから寝れる。←


『すぅ…zZZ』


犬神「…おつかれさん。」


『ん…ふふっ』









その頃___


夏目「Aはどこ行ったんだ?」


旧校舎からの帰り道、夏目はふと居なくなったAを探していた。


ニャンコ先生「あいつはもう一体の妖モノと対峙しておったわ。」


夏目「えぇ!?なんでそれをもっと早く言わないんだ先生ーーー!!!」


ニャンコ先生「に”ゃぁー!!そんなことはあの小娘に言え!!
しかしあの小娘、高い妖力の持ち主だそ。しょっちゅう狙われているだろうな。」


突然ニャンコ先生が夏目に、Aは妖力が強いよー的なことをカミングアウトする。


もちろん夏目は焦る。視える視えないはさておき、せっかくの友人を失いたくないのだ。


夏目「ニャンコ先生!Aの家を知ってるか!?」


ニャンコ先生「にゃぁ〜!?夏目の隣だろうがアホか!!」


夏目「え”?」


これもまた、夏目にとっては唐突なカミングアウトに思えただろう。


だって自分の隣のでかい家がAの家だなんて思いもしなかったのだから。


ニャンコ先生「まぁ、あやつなら大丈夫だろう。明日にでも家に行ったらどうだ?」


夏目「いっいや、女の子の家に行くのに連絡もなしになんて…。」


ニャンコ先生「まどろっこしい奴だな。ピンポーン…って押せば仕舞いだろうが!!」←


夏目「そうじゃなくてだな!!」


ギャギャギャー


変わらず仲良しであるニャンコ先生と夏目であった。


『あいつら何してんの?』←うるさくて起きた


犬神「さぁ?」←見てたけど知らんぷり

友人帳10話 心優しき友人→←友人帳8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら?【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます!是非読んで下さい!ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので・・・1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒薔薇 | 作成日時:2020年3月26日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。