友人帳32話 ページ33
喫茶店
名取「君達、ほんとに人だったんだね。」
夏目「当たり前じゃないですか…。」
『で、何の用ですか？』
名取「裏の仕事で、お祓い家業をやってるんだ。」
(ｶﾞﾁｬﾝ
『帰る。』
夏目「A！！」
あやかし祓いだなんて、、祓い屋じゃないか。
半妖の私が近寄っていい存在じゃない。関わることなんて絶対にあってはならない。
ｶﾞｼｬﾝｯｯｯ
『！？』
さっさとこの喫茶店を出ようとすると、後ろから大きな音がした。
振り返ると、夏目の手足や首元になにやらツルのようなものが巻きついていた。
その元を辿ると、天井に何かいるのが視える。
名取「無礼は許さないぞ。」
ニャンコ先生「無礼はお前だ。」
急にテーブルの上に出てきたにゃんこがにゃーんと妖力を放つと名取が使役していた妖が引っ込んだ。
どんな力？？？←
店員「お客様！猫ちゃんを店内に連れ込むのは困ります！」
夏目「すっすみません…！」
______________________
名取「じゃあ明日、質屋の主人の自宅で待ってるよ。」
そう言って名取は地図を夏目に手渡した。
“夏目…夏目…”
ふと夏目の名を呼ぶ妖の声が聞こえた。
『………』
夏目「！…そ、それじゃあ俺たちはここで失礼します！」
自分をおってきた妖ものが名取さんを傷つけるのことを気に病んだ夏目はその場から離れようとするが、
(ｶﾞｼｯ
その手を名取は掴んだ。
夏目「言ったろう？君がコソコソする必要はないと。」
“友人帳を……よこせ！！！！！！！”
ﾄﾞｽｯｯｯ
『……！？』
夏目「…！！もうやめてください！！手負いですよ！？」
妖ものを何度も何度もお札をつけた木の棒で、刺そうとする名取をみて、血の気がサァーっと引いていくのを感じた。
低級だとしてもあんなふうに祓うなんて……。
祓い屋とは物騒だな。気をつけなければ、悟られればもう人間として生きていくことは出来ないかもしれない。
そうなると夏目とはもう、一緒にはいられない。
『………はぁ、めんどくさいな。』
あの旧校舎の妖が言っていたのはこういう事だったのか。
名取「ねぇ、ちなみに聞きたいんだけど、君ほんとに人だよね？」
『……ええ。』(ﾆｺﾘ)
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら？【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます！是非読んで下さい！ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので･･･1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (
レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年3月26日 3時
