友人帳27話 ページ28
夏目「A、手伝ってくれてありがとう。」
『別にいいけど、また熱中症で倒れないでよ。』
夏目「あぁ…」(苦笑)
『それで？どうしてその谷尾崎さんに会いたいの？』
燕「話せば長いのですが＿＿＿」
仕方なく手伝うことになった私は燕から谷尾崎さんに会いたいと思うまでの経緯を聞くことにした。
「遠い遠い昔、私は鳥の雛でした。
ですが、巣から落ちてしまい、それを人間が拾って巣へ戻してくれたのです。
しかし、私に着いた人の匂いを嫌い、親鳥達は次々と去っていきました。
消えていく兄妹の命。私だけが最後まで、悲しくて、悲しくて。
そして私は鬼となってしまいました。
ところがある日そんな私に餌を置いてくれる人間がいました。』
それが谷尾崎さんというわけか。
「彼は犬かなんかだと思っていたのでしょうが、私は、彼が運んでくる人の匂いに拾ってもらった温かさを思い出して、、。
村が沈んだ時心静かに眠れたのは彼のおかげなのです。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日、北本くんから谷尾崎さんの住所を聞き、そこへ向かう。
燕「あの人の…あの人の匂いがする…！！」
そう言って燕は谷尾崎さんの所へ走っていく。
すごく嬉しそうな笑顔で。
夏目「…！！」
『気づいた？夏目。』
だけど、どれだけ必死に話しかけても聞こえない。
夏目「どうして俺たちにしか見えないのだろう…」
『悲しいね。』
夏目「あぁ…。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
燕「夏目様、A様、ありがとうございました。」
燕はふたば村に帰るそうだ。
夏目はまだ居たらいいのではないかと提案する。
しかし、だんだん力が弱っていくだろう。
なんとかして谷尾崎さんに見えたらいいのだけど、
犬神「あれがあったでは無いか。」
『あ、そういえば。』
ふたば村のお祭りに人に見えるようになる浴衣があるって言ってたな。
やっぱり祭りに行くか。
犬神「めんどくさいな。」
『お前は来なくていいぞ別に。』
犬神「やっぱり行く」←寂しい
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら？【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます！是非読んで下さい！ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので･･･1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (
レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年3月26日 3時
