友人帳26話 ページ27
犬神「良かったのか？」
『はぁ…夏目はお人好しすぎるんだよ。』
夏目は自分にしか見えないということを嫌ほど経験しているはずなのに、どうして。
人間の方は悲しい思いをしなくても、妖はどうだろうか。
どれだけ一生懸命話しかけても聞こえないのだ。こんな悲しいことはあるだろうか。
いや、妖にだって心はあるのだ。悲しいに決まっている。
犬神「けれどあいつはそれを選んだんだろう。」
『…はぁーあ』(盛大なため息)
犬神「手伝わないのか？」
『いや、私はお祭りに参加する準備でもするよ。』
近く、あの沈んだふたば村でお祭りをすると知り合い(妖)から聞いた。
なにやら人間に見えるようになる浴衣が景品にあるそうで、結局夏目もそこに来そうだから、その時に合流するとしよう。
何を助けるかは時と場合によるので分からないが。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
夏目「あれ？Aは？」
妖「先程お帰りになりましたよ。」
先生「あいつめ、この私に何も言わずに帰るなんて余程大事な用があったと見える。」ｷﾘｯ
夏目「こんな時間から？？」
先生「いや、、それは、あいつは犬神なのだから何かあるだろう！！何か！！」←
夏目「知らないんだな。」
先生「」
夏目がどうしたのだろうか、とAのことを考えている横で、名前を返してもらった妖も思いを馳せていた。
妖「(やはりあのお方は＿＿＿＿)」
先生「お前何か知っているだろう」
夏目「え？」
隠すまでもないはるか昔のことを妖は話し始めた。
昔、大妖怪だった犬神はふたば村の妖を助けたことがあったそう。それはもう色んな場面で。
それ以来、犬神のことをふたば村出身の妖は皆尊敬の対象とし、犬神様と呼んでいる。
いくら半妖でも力が強いということは、犬神の血が濃く受け継がれているということ。
つまり、先代犬神とAは同じ匂いがする。
妖「ですので、彼女のことは犬神様ではないかと思っていたのですが、見た目は人間ですし、よく分からないのです。」
夏目「そうか…話してくれてありがとう。」
妖「はい、それでは私は失礼します。」
こうして、夏目は悩み事が増えるのであった。
先生「(アホだな)」
ｺﾞﾝｯ
先生「な、なぜだ…。」
夏目「なんかバカにされた気がしたからな。」
先生「…」
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら？【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます！是非読んで下さい！ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので･･･1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (
レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年3月26日 3時
