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体育祭が終わればあとは期末試験を終えて1学期は終了となる。
先日、主に脚力面で大活躍してしまったので体育会系の部活の勧誘が急増したのだが、テスト勉強期間に入ったので一時的に平和だ。ずっと続いてほしい。
テストと言ってもあまり焦る事はなく、私たちの中で一番まずい犬くんさえ何とかなれば大丈夫だろう。
赤点回避隊として九条くんが派遣されているので心配はしていない。
私から特にお願いしたわけでもなく自主的に九条くんが動いているみたいでとてもいい傾向だと思います。
今日は骸くんも用事があるみたいで久々に1人で下校だ。実に平穏そのものである。
だがその平穏は校門のところまでだった。
何故見覚えのある顔の並高生が仁王立ちしているのだろうか。巻き込まれる前に撒きたい。群集に紛れているうちに幻術使って隠れようか。
しかし残念な事に判断が遅れたらしく、みつかって大声で呼ばれた。
「如月ーッ！極限手を貸してくれーー！！」
『とりあえず場所移そうか。』
「おぉ、そうか！助かる！！」
『まだ手を貸すとは一言も言っていませんけど？？？』
笹川くん宅とウチとどちらがいいか、なんて聞いてない。何故承諾していないのに既に決定事項のように話を進めているんだろうかこの男は。
一先ずウチに向かいながら仁王立ちしていた経緯を聞き出した。
なんでも、並高ボクシング部は赤点を出すと補習を終えるまで部活動が禁止らしく、更には流れで青葉くんと学力バトルをする事になったらしい。
この知能指数の底辺をいく2人が戦いとして成り立つのか疑問である。
部活動禁止回避、並びに打倒青葉くんを目標に掲げたはいいが自分1人では3分で行き詰まるので、講師役に私に白羽の矢が立ったのだそうだ。
『事情はわかったけど他に勉強教えてくれるクラスメイトとかいないわけ？』
「既に頼んだがもう無理だと言われたのだ…。」
『気持ちはわかる。本当は私も自分の勉強したいんだけど…まぁ教えるのも勉強になるって言うし、いいか。』
「本当か！？すまんな如月！今度ボクシングの試合のチケットを奢ろう！！そして共に拳で語ろう！！」
『ナチュラルに引き込むな。』
別のものを奢らせる約束を取り付け、試験までの5日間、私は笹川くんの講師役として教鞭を振るう事となった。
高校受験の時もかなり苦労した記憶しかないのでやや不安ではあるが、最悪犬くんとの合同勉強会を開くのも視野に入れておこう。
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ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
