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九条くんのご両親は基本的に多忙な方々なので滅多にこの手の行事には顔を出されない。
ただ家族愛がないかと言えばむしろその逆で在宅中はベロベロに甘やかされているらしく、今日もいろんな角度から使用人さんたちが九条くんの勇姿をカメラに収めようと其処彼処に配置されている。
この映像は後日プロによりドキュメント風に編集されご両親に届けられるそうだ。
ウチも父さんが多忙なので母さんしか来ていないのだが、九条くんはここに混ざって昼食を摂る運びになる。
さてその母さんだが一体どこに…あぁいたいた、前方で手を振っている。
どうやら仲良くなった人と一緒にお弁当を囲むそうなので迎えに来てくれたのだとか。
向かっている先が何故かテントだったり九条くんが焦った様な声を漏らしたりしているのが不安でしかない。
案の定テント内はひんやり涼しく、見覚えのある人物たちがウッドチェアに腰掛けている。
私と九条くんが唖然とする中、王子が引っ付いてくる事により意識を取り戻した。
キレる九条くんは少し置いておいて、何この状況。一番話が通じるのはスクアーロさんだろうか。詳しく早く。
この際全員集合した件については追求しないから。
「お前とXANXUSが仲良さげに歩いてンのを見かけたらしくてなぁ、流れでこうなった。」
『よくこの強面集団に近づいたね？？？』
「ざんざすさんとれびーさんは最初少し恐ろしかったのだけど、Aさんのお知り合いならば良い人たちでしょうし安心かと。」
『この2人のお陰で誰も近づかないまであったのにとんだ誤算だった。スクアーロさんは？あれも怖くない？』
「すくあーろさん、るっすーりあさん、べるへごーるさんはお綺麗でしたのでそんなには？」
「だから俺ベルフェゴールだってば。」
へをフェにすべく発音講座が始まるくらいには馴染んでる。
ウチの母親は何というか私と同じく無表情が多いくせにとっつき易く社交的で、天然で怖いもの知らず。京子さんや沢田夫人並みかそれ以上。
出来ればマフィアに関わらせたくなかったのだが、否定的でないだけマシと割り切ろう。
発音講座に夢中な内に自分たちの事や私との関係を何と説明したのか尋ねると、イタリアの大手事業の派生組織幹部で私と九条くんはその見習いだと話したそうな。
あながち嘘は言ってない。でもそれで納得するのは母さんレベルだけだからな。
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ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
