19.(Side.+10) ページ21
彼にそろそろネタばらしをしてもいいだろうか。
いつまでも肩肘を張っていては疲れるだろう。
『一大事というのはリボーンくんの嘘だね。まぁ10年後の私が突然現れたのはなかなかのイベントだけど。』
「え、10年後………。ま、さか…未来のA委員長…！？」
『ご明察。会えて嬉しいよ、遥。』
「は、遥ァ！？！？！？え、あの、え！？」
『ふ、ははは！顔真っ赤！怒ってる様子じゃないから照れてるのかい？もし気に入ったのなら過去の私に頼むといい。君を名前で呼びたいなとこの時代でも思っていたはずだよ？』
いつもどこか大人びて3歩後ろから完璧なサポートをする昔の日本女性みたいな遥が、こんなに年相応な反応を見せてくれるのはかなりレアだしとても楽しい。
上機嫌なまましばらく綱吉くんと遥とあと中身が全く変わっていない憎たらしいリボーンくんとの会話を満喫していたら、タイムリミットがきたようで再びぼふんと煙に包まれ未来へと戻ってきた。
ある程度予想はしていたので瞬時に虚影の衣を展開。
コンマ数秒後には恭弥くんのトンファーが虚しく空を切る。
『いきなり敵のど真ん中に放られて過去の私可哀想…。』
「任務中じゃないだけマシじゃない？」
『綱吉くんに会いにきたのも一応任務なんだけどね？ところで私戻ってきたんだから攻撃をやめてくれるかい？』
「なんで？」
『私本当に可哀想。』
埒があかないので恭弥くんを一先ず中庭に飛ばした。
そしてカメラを構える南国果実と優雅に紅茶を飲むエセ小動物どもに一発ずつデコピンをくらわせカメラを没収。
曰く、既にバックアップデータを別の場所に送ってあるそうなので本体を処分しようとも無意味だとか。
遥に指示を出して消させようかと思ったが、先手を打たれて買収されていた。用意周到な南国果実め。
仕方がないので諦めて仕事して帰ろうと綱吉くんに歩み寄ると、骸くんに腕を引かれ阻止された。
『さっきも言ったけど任務で来てるんだからね？』
「…久々に会えたというのに貴女が冷たいのがいけないんですよ。」
『…仕事終わらせたら構ってあげるから。』
「愛してますAさん…！」
「人の目の前でイチャつくのやめてくれません？」
心外だ。私にではなく骸くんに言ってほしい。
その後報告と打ち合わせをする間、片時も離れなかった彼に終始イラつく綱吉くんを見る事になったが、これはこれで面白かったのでよしとしよう。
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ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
