15. ページ17
如月さんに頭悪いのバレたと嘆いているところ悪いが、九条くんからある程度の個人情報はリークされているので今更感がある。
言うと更に傷つけそうなので口を噤んだのだが、リボーンくんに暴露された。
知られたのなら仕方がないのでこの際言うが、右腕くんが成績優秀なのだから彼から教えてもらえばよいのでは？と提案するも、あれはあれで融通の利かないところがあり沢田くんの頭では理解が追いつかないのだとか。
『じゃあ私が少し教えようか？』
「え！？いや、でも、如月さん忙しいんじゃ？」
『高校入ってからはマシになったよ。犬くんと笹川くんがバカなのは知ってる？あの人たちが高校行けたのほぼ私と九条くんのおかげだからね。』
「あ、あの勉強拒絶症のお兄さんに教えてたんですか…？」
『要は落第点じゃなければいいんだからそんなに難しくないよ。スパルタ先生をご所望なら口出ししないけど。』
ちらりとリボーンくんの方に視線を向けながらそう言えば、綺麗な土下座でお願いされた。
別にそこまでしなくたって…。こちらとしては散々迷惑をかけたお詫びが少しでも出来ればと思っての申し出だし。
結論から言うと例に出した2人よりだいぶマシで理解力もあるので楽だった。
沢田くんにも大変好評で、わかりやすいし何より殴られないから怯えなくて済むとか。
『暴力振るったところで意味ないし。』
「普通の事なのに常識的に聞こえるー！」
『それに私は九条くんみたいな天才型じゃなくて努力型だからね。わからないところの解き方はわかってるつもり。』
「あぁ…そういえば外国の大学を飛び級で卒業したって言ってましたもんね。」
『飛び………え？そうなの？』
「え？………あﾞっ、」
「バカツナめ。九条に殺されても知らねーぞ。」
この様子だとリボーンくんも知ってる模様。
飛び級？大学を？ここ数年はだいたい一緒にいるから小学生の頃って事？
私が思ってるよりだいぶ天才型じゃないかあの子。なんで黙っていたんだろう。
九条くん本人に直接聞きたいけど俺が言ったって言わないでと泣かれたので、それとなく気付いたフリをして聞き出すしかないか。
それにしても何て脅したんだ九条くん。マーモンくんも時々似たような怯え方をするな？おそらく精神的にか権力的に圧力をかけているのだろう。
普段大人しいのに時々異様に高圧的だよね彼。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
