79. 実感 ページ26
――Aと付き合うことになって、1週間。
Aは学校だし、オレも仕事があるからデートとかはできてない。
寮に遊びに来てるAと話をするくらいだ。
それでも、すごく楽しくて。
――そんなオレは、今、かなり悩んでることがある。
至「……もうムリ。付き合わなきゃよかった」
祐也「は？」
昼休み。
例によって祐也に話を聞いてもらっている。
祐也「何だ。何かあったのか？」
至「…付き合ってから、Aがめちゃくちゃ可愛く見える」
祐也「ただの惚気かよ」
至「…一応真剣に悩んでるんだけど」
祐也「幸せボケしてるんだろ。よかったじゃねぇか、両想いで」
至「もうさ、何であんなに可愛いのか分かんない…笑った顔とかホント最高」
目を閉じただけでAの顔が頭に浮かぶ。
今頃、何してるんだろ。
――会いたくて、仕方ない。
祐也「前は死にそうなくらい落ち込んでたのに、現金なヤツ」
至「祐也には感謝してるよ。応援してくれてありがとう」
祐也「なら昼メシくらいおごれ」
至「そんな金あったら課金する♪」
祐也「死ね」
至「冗談。おごるよ、オレ祐也大好きだから」
祐也「野郎に好かれても嬉しくねぇよ」
…最初は大嫌いだった祐也のタバコの臭いも、もう慣れてしまった。
それくらい一緒にいる時間は長くて。
多分…親友ってヤツだと思う。
至「今度、祐也にもちゃんと紹介するよ」
祐也「楽しみにしとく。あのゲーマーをここまで変えた彼女、興味あるからな」
至「オレAいなかったらガチで廃人極めてたと思う」
祐也「いっそその方が面白かったかもな」
至「…祐也、オレの扱い相変わらずひどいよね」
…実際、今でも信じられない。
あれから、Aとは色んな話をした。
先に好きになったのはAで。
けど、告白したのはオレからで。
……本当に、恋人になったんだな。
祐也「何ニヤけてんだよ」
至「え、オレそんな顔してた？」
祐也「してた。緩みっぱなしのベタぼれってカオ」
至「うわ、恥ず」
祐也「ホントに好きなんだな、彼女のこと」
至「…うん」
祐也「大事にしろよ」
至「もちろん」
こうして言葉をかけられると実感する。
オレは、Aの彼氏になれたんだ、って。
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
