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「とりあえず、2人は10分後に服に着替えて、塾長の部屋に来なさい。そこで話は聞くから。」






女の先生は厳しく私たちに言い放す。





大我は何も言わずにその場から立ち去った。






……もう、私たちの関係は終わったのかもしれない。








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私と樹は素早く準備をして、塾長のいる部屋に向かうため、長い廊下を2人で歩く。







樹「…A、ごめんな」






『え?』





樹「昨日、俺が部屋に行かなかったら、こんなことにならなかったのに。」





『…ううん。私こそ、巻き込んでごめんね』









あの時、私が何もせずに熟睡していたら?






あの時、樹の部屋の壁をぼんってぶつけていなかったら?





あの時、自分の取るべき行動を考え直してたら?









数え切れないほどの後悔が私に押し寄せる。








もう、私を応援してくれて心配してくれる存在はいなくなってしまったのだろうか。









樹「失礼します、」






塾長の部屋に着いて、ドアを開けると、いるのは塾長とさっきの女の怖い先生だけだった。






……大我はいない。









塾長「とりあえず、そこに座りなさい」







そこから詳しく話を聞いてくれて、私たちは何もしてないこと、なかなか寝付けられなくて一緒の部屋に寝てしまったこと、嘘隠さず全て話した。








「まあ、そういうことなら仕方ないのかもしれないけど。今後、互いの部屋で寝ることを一切禁じます。あなた達は、他の生徒たちの気持ちを考えたことある?みんな、勉強に向けて一生懸命なの。そこにあなた達が勘違いされるような行動を1つでも取ったら、みんなの風紀も乱れるわ。あなた達の意見もわからなく無い。だけど、集団生活をしている以上、今後、そういう紛らわしい事は一切やめて」






『はい、すみませんでした』




樹「すいませんでした、」







塾長「よし!暗い話はここまで!!二人とも急いで朝ごはん食べて、午前の授業もうすぐ始まるから遅刻しないでね!解散!!!」







塾長は、なんとか明るく話を終わらしてくれた。







樹と2人で教室に向かって歩く。






ご飯を食べたら、遅刻してしまいそうだから、食べずに教室に行く。









樹「でもよかったな、親に報告されなくて済みそうだし」






塾長が厳重注意ということで、親には言わないと言ってくれた。





でも私の心は全く晴れてない。






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りこ - すごい面白いです!また交換していただけると嬉しいです (2020年4月27日 9時) (レス) id: 4d62ada711 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2019年9月7日 0時) (レス) id: dc867d738f (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん。 - とても、面白いです。更新待ってます。 (2019年8月4日 8時) (レス) id: 94770c9e14 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん。(プロフ) - annintamtamさん» コメントありがとうございます!今後も楽しんでいただけるように頑張ります!!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!大好きだなんて、嬉しくてにやにやしちゃいますっ笑 頑張りますので応援よろしくお願いします♪ (2019年7月20日 11時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつみかん00 | 作成日時:2019年7月6日 19時

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