私たちの秘密事。２

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よく合宿と聞くと、他の生徒と相部屋になることが多いけど、私の塾は1人1部屋。






狭いけど、それなりにちゃんとしている。







そして、私の隣の部屋は、









樹「おい、Aー。これどうやって洗濯すんの？」









なぜか、樹。







基本、男子と女子で別れているはずなのに、1人部屋だからか、くっきりと別れられてなかった。








『洗濯は共同スペースにあるらしいよ』







すると、洗剤の入れ方とかもわかんないんだけど、と彼はつぶやく。







仕方ないから、そのときは付いていってあげることにした。







ちなみに、先生と生徒の部屋は遠く離れている。








男子と女子がごちゃ混ぜなのに対して、そこをきちんと分ける塾に、なんだかむかつく。←









...









「きりーつ、れーい」





1人の学生の掛け声で、1日目の授業が始まる。






10人ずつのクラスが3つに別れて、集団授業が始まった。






今日の私のクラスの先生は、しんちゃん。







樹は別のクラスだった。










慎太郎「よし！1日目だから張り切っていくぞー！あと、今日最後にミニテストやるからそれで点数低いやつは補講だから、その生徒達は夜ご飯食べたらロビー集合ね」








1日目から補講制度あるの…。






がっかりしていた。







……







気づいたら時間はあっという間に過ぎていて、終礼のチャイムが鳴る。








慎太郎「えーと、今日の補講者は〜、……〇〇さんと、〇〇さん！…あ、あとAちゃんね！」







『えっ、』







まさか、初っ端から呼ばれると思わなくて内心焦り出す。







私は呆気にとられていると、その顔を見てしんちゃんはクスクスと笑いながら、授業を終了させた。









慎太郎「Aちゃん、呼ばれないと思った？ 笑」









私は素直に頷く。







クラスメイトはお腹すいた〜と言って皆が食堂に向かってる中、私は教室で放心状態に陥っていた。









慎太郎「残念でしたっ、16点っ！」








『ちょっ、言わないでよっ！』








慎太郎「大丈夫大丈夫、俺の補講はすぐ終わらせるから 笑」







ははは〜とか言ってるけど、私はまったく笑えない。








そのまま、しんちゃんと一緒に食堂に向かう。









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